2009年04月30日(木)収納について考えてみました。
ツーバイフォー枠組み壁構造の利点の一つが邪魔な柱の少ないスッキリした屋根裏スペース。屋根の勾配にもよりますが、結構な収納量を確保できます。(2×4マジック 屋根裏収納+1フェア開催中 )
日本の「押入れ」と言う文化は面白いなぁと思います。布団を入れるという原点に戻れば、奥行き半間(約90cm)、間口一間(約180cm)の引き違い扉(襖)は、畳をモジュールサイズとして良く考えてあると思います。でも布団以外の用途を考えると、奥行きが深すぎますね。それこそ押入箪笥や収納引き出し等、可動式の収納機材を使わないと、一旦奥に片付けたものは取り出すのが大変。
人間とは本当に横着な生き物で、出すのが面倒だと、往々にして「出さない!」と言う行動に出るものであります。そしてしばらく出さないと、今度はその存在すら忘れてしまう。必要になると買ってきたりもするのです。身に覚えがありませんか?私は身に覚えが沢山あります(汗)。こうしてモノは増えてゆく…。

使い易いようにきちんと収納しようと心を改め、機材を見にホームセンターへ。案外良いお値段ですね。押入れの中なのに! 「コレとアレとを組み合わせて、これをもうひとつ…」なんて電卓を叩いてみると、あっという間に十万円を軽く超える金額に! そうなんです。押入は下手をするとトイレよりも大きな容積。此処にぎっしり詰め込もうと思うと、それは確かに機材もそこそこの量必要ですよね。おまけに出し入れし易く、内容は一目瞭然にと考えると、当然詰め込める量にも限りが出てきます。そこで今回も我が家は敢え無く敗退。再びダンボールに入れて詰め込むスタイルに・・・。
話を元に戻して、そんな押入れが日本の住宅には未だに厳然と残っていますね。扉はクロゼットドアになっていても収納は押入れスタイルが圧倒的に多いです。
世の中では今や『上手に捨てる』事がトレンド。勿体無い無いと言えば勿体無いことです。地球環境やエコが真剣に語られる昨今。これまでのように何でも必要な時に必要なモノが簡単に手に入る時代が何時まで続くのかは甚だ疑問です。
僅か60年前の日本は、戦後の焼け野原で、みんなお腹を空かしていたのです。古い着物を解いて縫ったモンペをはいていたのはお婆ちゃんの世代。そう考えるとドキッとしますね。
そこで今日は敢えて提案します。捨てるばかりが能ではないと。ただしそんな事を言っているといくら収納スペースがあっても足りなくなってしまいます。収納には案外コストも掛かっています。例えば建築費や賃貸なら家賃を述床面積で割っみて下さい。1平米あたりの単価はいくらになりますか?押入一軒でおよそ1.65平米。家中の収納スペースの面積を掛けてみると、案外高いコストが掛かっていることにびっくりされることでしょう。
私の実践している収納術をご紹介しましょう。ちょっと変わっていますが笑わないで下さいね。

まず、二年間使わなかったものは無くても暮らして行けるモノと区分します。この中で使わないもの、と使えるもの、何かの材料になるか転用可能なモノに分けます。ここで要らないモノは処分しますが、今は要らなくても使えそうなモノは捨てません。カテゴリー別に分類してダンボールに収納。箱の外に内容リストを書き込んで、押入れの一番奥に収納します。この際量を減らすために、極力分解して不要部分も廃棄。例えば皮製のビジネスバックなら、分解して表皮のきれいなところとファスナー、金具だけ取って後は処分します。こうすればガサは激減、『直せば使えるかなぁ…』の気迷いもクリアできます。こうして積み上がったダンボールを使用頻度の低い順に押入の奥からきっちりと詰め込んでゆきます。かなりの量が入りますよ。びっくりするくらい。扉を開けて手前ほど、上部ほど普段使用頻度の高いものが出しやすい場所にあることになります。
一年に一~二回、このダンボールを出して中を開けてみると、少しずつ中身が入れ替わります。案外今は捨てられなくても、一年経つと捨てられるモノってあるものです。
収納スペースを目一杯活用してお部屋はすっきり。唯一の欠点は、引越しの際、業者さんが見積もりを誤ることです。収納スペースから予想外に大量の荷物が出てくることに!でも既に段ボールに整理されているので、出すのも簡単、移転先で片付けるのも簡単です。
片付けながら改めて考えてみると、日常使っているモノの量って案外少ないものですね。家にあるモノのうち、いったい何割のモノが毎日の必需品なのでしょう? 無くても暮らしてゆけるモノを収納するために高いコストを掛けてスペースを確保していることに自分でびっくりします。でもなかなか捨てられないのが性分。せめて『無くても暮らしてゆけるモノである』と言うことだけは常に頭に入れておきたいと考える今日この頃です。
あなたはいかがですか?
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