2009年05月27日(水)これはすごいエコ電球!消費電力5W?
京都で開かれた世界環境会議開催から早くも10年以上が過ぎました。地球環境への配慮や、二酸化炭素排出抑制が求められるようになって久しいのに、現状はなかなか進まないようですね。日本国内での二酸化炭素排出量は10年前に比べ、減少するどころか反って増えてしまっているとか。確かに大量にエネルギーを使う大規模な工場などの抑制も課題かもしれませんが、一つ一つは小さくても、数の上では桁違い、圧倒的な勢力となるのが私たちの家庭です。人口約一億人が毎日生活しているのですから、一年間合計すればそれこそ塵も積もれば何とやら…。そう考えると、『所詮私一人が努力したって始まらない。』と言うわけでもないのかもしれません。『私一人』×1億人はすごいパワーです。いや半分でも五千万人ですから、やはりマンパワーはすごいと言わざるを得ませんね。
さて、『どげんかせにゃいかん!』とは思っても、昨今の厳しい経済状況の中、地球のため、子供や孫の世代のためと言う責任感だけでは事は進みません。お金や手間が掛かっては、なかなか続かないのが我々庶民の現実です。やはり地球だけではなくお財布にも優しいとか、手間を増やさず、むしろ手間を減らして出来るエコの選択肢が欲しいですよね。環境技術では世界最高水準にあると言われる日本の技術。今日は関西の中小企業が開発した画期的な電球をご紹介しましょう。

その名はエクセル電球。最近よく見かける発光ダイオードーLEDを光源とした白熱球規格の電球です。LEDの特徴はなんと言っても超長寿命と消費電力の少なさ。タマ切れが許されないことから電球交換に膨大な手間と費用を掛けていた交通信号機も、最近ではこのLED光源を利用したものが大半となりました。信号機交換のイニシャルコストは掛かったとしても、長期的に見れば電球交換の人件費と消費電力のダブルコストカットで大分節約出来ているはずですね。

LED光源なら省電力と長寿命は当たり前。ならばなぜもっと早く一般電球に応用されなかったのでしょうか? その大きな理由の一つはLEDが発する光の性質にあるのです。非常に指向性が強い収束光の性質を持っており、しかも単体光源の大きさは限られています。光量を大きくするには、発光体の数を増やせば良いこと。LEDの信号機は良く見るとプツプツと小さな点が集まって見えますが、その点の一つ一つがLED発光体なのです。数で勝負すれば光量は確保可能。でも指向性の強い収束光と言う性質はなかなか突破困難なハードルでした。スポット利用はできても室内全体を明るくするベース照明としての応用が、これまで難しかったのです。
今回ご紹介するエクセル電球はこのハードルを見事に突破。白熱電球60W相当、40W相当の明るさを、LED光源の光を拡散することで実現したそうです。消費電力は僅か5W弱。60W相当タイプで計算すると『電力は白熱球の僅か1/3』とうたった電球型蛍光の更に1/4。白熱電球と比べると約1/12です。『寿命は白熱電球の3~4倍』と言う電球型蛍光灯に対し、エクセル電球はなんと約4万時間。例えば洗面脱衣室なら、1日4時間点灯して、1年間で1460時間。4万時間を1460で割ると約27年間。下手をすると一生交換不要かも知れません(笑)。

安定器を内臓しているため、どうしても重くなってしまう電球型蛍光灯に対し、エクセル電球は数十グラムと軽量。このため従来の白熱電球用器具にセットして使用しても、加重オーバによる器具落下のリスクはほとんどありません。更に新たな技術により発熱を抑えることに成功。メーカーの社長さんいわく『猫に触った程度の暖かさですわ。』で触ったときの火傷や高温障害のリスクもほとんどなし。蛍光灯と異なり点滅による劣化もなしとのことで、良いことずくめのエクセル電球ですが、難点はまだちょっと価格が高いこと。既に量産は始まっているそうですが、現在の参考価格は60ワット相当タイプで1個当たり¥8500円。寿命を考えると電球型蛍光灯とそんなに変わりませんが、まだちょっと手が出し難いですね。今後の量産、低価格化に期待したいところです。現在使われている白熱電球や電球型蛍光灯が全部LED電球に変わったら、二酸化炭素排出抑制目標のクリアも夢ではないかもしれません。がんばれ!LED電球! メーカーさんではLEDを使った蛍光灯電球も試作中だそうですよ!今後の技術開発を見守りたいですね。
今回ご紹介したエクセル電球。メーカーのエクセルキョートさんのWebサイトは http://www.excel-k.com/ です。
他にも40Wタイプでこんな製品も出ているようです。http://www.natural-sky.net/led-light-denkyu40w.html
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