2009年11月30日(月)キャンドルの光を楽しむ
11月も月末を迎え、紅葉前線も遂に東京都心へ到着。公園の木々や街路樹の紅葉がとてもきれいです。北の地方では既に氷点下ですね。南の地方の紅葉は如何でしょうか。今日は最近ちょっとしたブームとも言われているキャンドルの話題です。
人の明るさの感覚は案外いい加減。慣れで尺度が変わります。

皆さんは夜の車内で地図や文書を見たことがありますか?暗い夜の車内では、ルームランプだけが頼り。結構明るく感じますよね。地図も文書もなんとか見ることが可能です。先日マイカーのルームランプが切れて交換しました。電球を見たらなんと3Wなんですね。もちろんLEDではなくて白熱系のミニランプです。お部屋の天井灯に付属している豆電球(ナツメ球)が5Wです。豆球一つではとても本など読めない気がしますが、光源に近いとは言え、暗闇の中の3Wなら地図が見れてしまうのです。これには私自身もちょっとびっくりしました。確かに晴天のベランダで作業をした直後に北側のトイレに入ると、日中でも思わず照明を点けたくなることがありますよね。もちろんそんな時は日光の強烈な明るさに目が慣れていますので、照明を点けると余計に暗く感じてしまいます(笑)。

キャンドルで暗いあかり、ゆらぐあかりを楽しむ
現代の日常生活の場において照明器具に求められるのは、明るいこと、光が安定していること、最近では消費電力が少ないことも加わったでしょうか…。これに対しキャンドルのあかりは、至近距離では案外明るいですが拡散しにくい性質のあかりです。更にチラチラしてみたり、ゆらいでみたり、なんともファジーな代物。作業効率を求めるシーンでは歓迎されないあかりです。もちろん電気の無かった時代には、これこそ照明のエキスパートでした。日本では液体キャンドルとでも言いましょうか、固形のいわゆる蝋燭タイプは高級品。液状のオイルに芯を差して灯すタイプのあかりが一般的だったようです。最近では『キャンドルのあかりを見ていると癒される』と言う方が増えてちょっとしたブームだそうですが、拡散性が低く、温かみのあるオレンジ系の光色、そして独特の自然な揺らぎが、効率優先のデイタイムで緊張していた神経を優しく解きほぐしてくれるのでしょうね。

あかりの演出は常に闇とワンセット。闇があってこそのあかりです。
日中の室内でキャンドルを灯しても、もちろん炎は見えます。でも『あかり』として感じるのは難しいですね。バースデイケーキにキャンドルを灯します。お部屋の照明器具が点灯状態だとこちらも見えているのは炎だけ。でも照明を消灯した瞬間、周囲の雰囲気がガラリと変わります。暗闇の中に浮かび上がるキャンドルの光、そしてケーキ。集まったみんなの顔もなんとなく立体的だったりして…。主役がキャンドルを無事吹き消して照明を点灯すると、なんだか夢から覚めたような、急に現実に戻ったような感じがしませんか? これはキャンドルのあかりを演出していた闇が照明器具の点灯で一気になくなってしまったためなのですね。リゾートホテルの中庭や通路などで植栽や建物の一部が美しく浮かび上がる素敵な照明も、良く見ると必ず周囲は闇。闇があってこそあかりの演出が効果的になるのです。あかりの演出を考えるとき、必ず引き立て役の闇も一緒に考えてあげてください。

キャンドルのあかりを楽しむ小物たち
キャンドルを楽しむときに気をつけたいのは、なんといっても火です。燃焼を伴い熱を発しますから、どうしても秋冬シーズンに手が伸びます。しかし気温が低くなると空気は乾燥していますので、火気の取り扱いには十分な注意が必要です。そのまま点灯して楽しめる大き目のキャンドルも素敵ですが、裸火になってしまうのが少し心配ですね。このタイプを楽しむ時は、周囲に燃えやすいものを置かないこと、火から目を放さないことを心掛けたいものです。お勧めはシェードのついたスタンド型のホルダーや、ランプ型のものなど、裸火にならないタイプ。もちろん火を使うことに変わりはありませんので、目を離さないこと、注意を怠らないことは同じです。しかしホヤやシェードがあれば、仮にティッシュが一枚飛んできても、直接燃え移るリスクは小さくなります。コードのない小さなスタンド。実はキャンドル!なんてとっても可愛いでしょう!
キャンドルライトタイムで、いつものお部屋が異空間に変身!

我が家では、お休み前の『ちょっと一杯』の時など、豆電球プラスキャンドルのあかりでムーディーなひと時を楽しんでいます。静かなジャズを低く流しておけば演出効果はほぼ完璧。キャンドルのあかりは拡散性が低いので、天井照明付属の豆電球でぼんやりとお部屋全体の照度を確保します。テーブルの上に高さの異なる複数のキャンドルライトを置くと、薄闇の中にテーブルの上だけが浮かび上がります。人の視線は視認性の高い明るいところに集中しますので、周囲にある見慣れたガラクタは殆ど目に入らなくなります。ムードを高めたい場合は、テーブルの上に少し季節の花や小物など飾って演出すればOK。照明を消すと、『あれ、こんなのあったっけ?』と言うくらい、急に存在感を増して雰囲気作りに一役買ってくれますよ。これなら簡単ですね。日常生活のなかにちょっと素敵なエッセンス。今度の週末あたり、あなたも素敵なひと時を…。
キャンドルを楽しんだ後は、必ず火の始末をしましょう。決してキャンドルのあかりで眠りに付くことのないように注意してくださいね。豆電球を点けておくと、キャンドルを消してそのままベッドへ行くのに安心安全です。ハイ、これは生活の知恵???(笑)。
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