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2009年12月13日(日)今年喪中だったけど、新春の初詣って行ってはいけないの?

12月も中旬。いやはや本当に早いですね。テレビのニュースなどでは既に今年一年を振り返る話題が出ていたりして、「えぇっ?」っと驚いてしまいます。友人との会話にも初詣や新春の話題。そんな中、『初詣に行ってはいけないの?』という話を何度か耳にしました。少し気になって調べてみたのでご報告します。

喪中の人は神社にお参りしてはいけないんだって!

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実は私、もう良い歳なのですが、この話は初めて聞きました。確かに子供の頃祖母から『神様は穢(けが)れを嫌うから…』と教えられてはいましたが、その先は、『鳥居をくぐってはならない。鳥居の脇からお参りしなさい。』というものでした。しかしお参りそのものがいけないと言う習慣があったとは! しかも一年間? この基準に照らすと、私はこれまで何回も『いけない事』をしてしまったようです。 そんなこと、今更言われても困ります。まじめに焦ってしましました。 彼女が言うには、喪中欠礼葉書を出すということは喪中、即ち不幸があってから一年間は喪中だと言うのです。そして喪が明けるまでは神社にお参りすることは遠慮しなければならない。と言う話しです。

神社はダメ。ならばお寺なら良いのでしょうか?  

祖母も、くだんの友人も、問題にしていたのは『神社』の参詣。神社仏閣とは言っていません。ならば寺院はOK?素朴な疑問が湧いてきます。地鎮祭には神主さん、出生したらお宮参り、結婚式は教会で、亡くなるとお坊さんをお呼びする…。神様仏様イエス様までが混在している現代の日本ですが、そのあたりはどうなんでしょうね。知り合いのお坊さんに直撃インタビューしてみました。

 

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仏教では死を穢れと考えませんから、もちろんご参詣頂いて問題ありません。 

知り合いのお坊さんはあっさり回答してくださいました。やはりこの時期になるとこの手の質問は少なくないのだそうです。みなさん迷われるのですね。お寺では、身近な方の死を悼む心、また旅立たれた故人の冥福を祈る心を仏様に伝え、救いを求めておすがりして良いのだそうです。確かに仏式では、亡くなった方は戒名を頂き、お位牌としてお仏壇にお祀りしますよね。故人は生身の私たちよりも仏様に近い存在になるようにも思えます。

では神社の見解はどうなっているのでしょう? 

神社も考え方は色々あるようです。神道の方は神式で神主さんをお呼びして御葬儀を行います。大づかみに言うと、神道では葬祭の儀によって死の穢(けが)れを祓い清め、故人が御霊としての存在になると考えます。ですから死が穢(けが)れであるから喪中の方は遠慮して…というのもちょっと乱暴な話しです。以前お目に掛かった神職さんは、『そうはいっても、辛いときこそ神様におすがりしたいものだよね。私はお参り頂いて構わないと思いますけどね。』とおっしゃっていました。しかし基本的には喪中の間は参詣を遠慮すると言うのが神社の基本的な考え方のようです。

 

では『喪』はいつになったら明けるのでしょうか? 

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詰まるところこれが一番の問題ですね。神道の方に聞いたところでは、神道では服喪期間が故人との血縁の近さで異なるのだそうです。しかし最も近い親子でも服喪期間は五十日とされているとのお話でした。古来身内に不幸があると、一年間を喪に服すと言う習慣が多くの地域であったようです。一年間は身を慎み、故人を悼む気持ちを大切にする。もちろん華やかな席や慶び事への出席は全て遠慮するのが基本です。悲しみに暮れる家族に取っては、とてもそんな気になれないですし、それは故人に対しての心遣いなのでしょうね。そこで必ず一回は訪れる新年に「喪中欠礼』となるわけです。しかし何もかもが忙しい現代、慌ただしい日常生活の中で、一年間も喪に服していると、逆に『早く元気になって、元の生活を取り戻して!』 『いつまでもくよくよしていないで!』と周囲から引き立てられてしまいます。

現代の実情に合わせて考えるならば、本当の意味での喪中は仏式の七七忌(俗に四十九日)と考えて差し支えないようです。葬儀参列のお返しや、墓地への納骨も多くの場合この日を目処にします。心の傷は癒えなくても、そろそろ日常生活を取り戻さなければならない時期ですね。家に神棚をお祀りしているお宅では、不幸があると神棚の前に半紙や白い紙を貼って祀り事をお休みします。この白い紙を外すのが、忌み明けの時とされ、一般的にはやはり四十九日を目処としています。(私の田舎もそうでした)。神道では丁度の時期に『五十日際』という祭事があります。仏式の四十九日とほぼ同時期になります。

 

 なるほど。それで初詣はどうしましょうか?  

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宗教的には、お寺はもちろん、神社でも弔事から五十日を過ぎていれば参詣して問題ないようです。後はご本人のお心次第でしょう。とても近い方を亡くされた場合など、家族連れで賑わう初詣に出掛けて、余計に悲しい思いをさせてしまう可能性もありますので、お誘いする時は注意が必要ですね。しかしもう一つ厄介な社会常識、習俗というものがあります。いくら神様や神主さんが歓迎して下さっても、『あそこの娘は喪中なのに初詣に行ってたよ!』などと近所の人や親戚の人に後ろ指を差されては、元も子もありません。この辺りの『常識』は地域によっても異なる場合がありますので、身近な年長者の方にお伺いを立てて従うのが、一番無難な方策と言えるようです。『迷ったときは年寄りに聞け!』ですね。 初詣の考察でした(笑)。

Writen by K

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