2010年01月01日(金)2010年明けましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。

いよいよ2010年、平成22年がスタートしました。平成になってもう22年なのですね。小渕内閣官房長官(後の総理大臣)が『平成』と大きく墨書きした半紙を持ち、記者団に向かって『新しい元号はヘイセイです!』と緊張気味に話しておられたのがついこの間のことのように思い出されます。(年齢がバレバレ?(笑))
さて新年一回目のスタッフブログはやはり新年の話題にしましょう。前回に引き続いて現代に伝わるお正月、新年のしきたりについてお話しましょう。
お屠蘇について。一家で飲む順番に決まりがある?
新しい年を迎えるとまずすることがありますね。そうです。一家揃ってお屠蘇を頂くことですね。ところでこのお屠蘇、屠蘇散(とそさん)と言うブレンドされた生薬を漬け込んで作る薬酒だと言うことをご存知でしょうか?『そんなこと当たり前でしょう!』と言う方と『へぇ~、そうなんだ…』とおっしゃる方と両極端ですよね。それもそのはず、もともとこの屠蘇散を使った薬種を正月に頂く習慣は西日本以西のものだったようです。その他の地方では、正月に飲む祝い酒のことを『お屠蘇 』 と呼んでいるところが多いそうです。関西系の私にはこの話の方がよほど『へぇ~、そうなんだ…』でした(笑)。
屠蘇散(とそさん)には一般に、白朮(びゃくじゅつ)、桔梗(ききょう)、山椒(さんしょう)、防風(ぼうふう)、桂皮(けいひ)、陳皮(ちんぴ)、丁字(ちょうじ)などの生薬がブレンドされているようです。漢方的には、身体を温め、胃腸を整え、気管支やのどを保護する働きもある処方だそうですが、お屠蘇をちょこッと頂いて、「効く」と言うレベルの話ではなさそうですね。古来お屠蘇を元日に頂くと一年間健康でいられるとされ、もっぱら邪気払いの行事、風習として伝え継がれていると言った方が正しいのかもしれません。
さてこのお屠蘇。みなさんの家では誰が一番最初に頂いているでしょうか? 昔から伝わっている風習だし、当然家長jから順次家族に下りて来るものだと思っていたら、全然違いました。年少者から飲みまわしてゆくのが正式なのだそうです。もちろん現代でも家長からとする風習もあるようですが、そのようになったのは殆どが明治以降のおはなし。年少者から飲みまわす理由としては、毒見の意味があったのではないか…とか、若者の生気を年長者に送る意味がある…とか言われているようですが、本当のところは定かではありません。
もう一つ面白い話を聞きました。屠蘇散(とそさん)と言う薬種を使ってお屠蘇を造りますが、その出がらしと言うか、使い終えた薬種を井戸に投げ入れ、その水を飲んでいると一家が無病息災であるとする習慣があるのだそうです。もちろん物理的に考えれば、お屠蘇の出がらし程度の量を井戸に入れても、飲料水に浸出する薬種の成分濃度は限りなくゼロに近いものでしょう。その昔、貴重な薬種を無駄なく使いきり、香りを楽しみ、縁起を担ぐ生活の知恵だったのかもしれません。現代では井戸そのものが殆ど飲料水として使われなくなっていますので、こんな風情のある慣わしも消えつつあるのでしょうね。一度屠蘇散(とそさん)をお水で抽出してみましょうか。桂皮(シナモン)や丁子(クローブ)が配合されているので、爽やかな芳香があります。ちょっとした和製ハーブウォーターになるかもしれません。
お正月のお飾りって何時まで飾っておく? 後始末はどうすれば良い?

最近若い方から良く訊ねられる話題です。地方によって習慣に差があるようですが、一般的には松飾(門松、輪飾りなど)は松の内と言って七日まで飾っておきます。或いは15日の小正月まで飾っておくと言う地域もあるようです。また鏡餅では、鏡開きと言って11日に下ろし、この日にぜんざいにして餅を食べると言うのが一般的です(実際にぜんざいを作っているかどうかは疑問ですが…)。これも地方により異なる習慣があり、20が鏡開きと言う地域もあります。気温の高い地域では、松も餅も傷みが進みますので、飾る期間が相対的に短いように感じます。現代住宅の暖かい室内で生の餅を20日も飾っておいたら、それこそカビだらけになって青い鏡餅になってしまいそうですね。
一番問題なのが下ろしたお飾りをどうするかですね。そもそもは地域の氏神様へ持参し、どんど焼きに持ち込んでお焚き上げするのが正式ですが、現代、特に都市部では集合住宅も多く、『氏神様って何?』と言う方も少なくありません。かといって庭先や道端でお焚き上げをすると、ご近所とのトラブルに発展しかねません。では一般ゴミとして生ゴミと一緒に捨てる?それもちょっと気がひけて、『どうしたら良いのでしょうか?』となるわけです。
現在初詣を受け入れている神社仏などでは、その多くがお正月飾り、破魔矢、お札などのお焚き上げを受け入れてくれます。初詣期間中にどんど焼きを行い、前年のお札や破魔矢などに限って受け入れているところもありますし、15日又は任意の日に行事としてお焚き上げ(どんど焼き)を行い、松飾なども受け入れてくれる所もあります。もちろん個人の考え方次第ですので、気にならなければ燃えるゴミとしても差し支えないでしょう。しかしお飾りは神様の依り代とする考えもあります。少々気がひける場合は、氏神様ではなくても近所の神社仏閣のどんど焼きでお焚き上げして頂くのが無難な選択です。大型の門松などは設置してくれた業者さんが引き取って処分してくれます。
僧侶の方のお話では、最近はどんど焼きについてもご近所から苦情が来たり、色々とうるさくなって大変なのだそうです。更にお参りに来られる方も、人形とか剥製、いわれのあるものなど、ゴミに出すのに気がひけるものをどんどん持ち込まれるのだそうです。お正月飾りやお札なら、殆どが自然のもので焼いても灰になるだけですが、人形や樹脂製のもの、金属、ガラスなどが一緒に持ち込まれていると、有毒ガスが出たり、異常な燃え方をしたり、燃えカスが残ってこびりついてしまったり、灰を処理する祭に怪我をしたりと危険なケースも少なくないのだそうです。お焚き上げをお願いする際には、業者ではなく、僧侶や神職さんが直接お焚き上げして下さることを考え、ルールを守ってお願いするようにしたいものですね。お賽銭箱がある場合は、気持ちをお納めしてくる心遣いもお忘れなく。
希薄になり、簡略化されつつあるとは言え、まだまだ現代に伝え継がれる伝統行事、習俗は少なくありません。伝統行事や習俗は、それぞれ意味があって先人たちが生み出してきたものです。慌しくストレスの多い日常生活の中、これらの行事を通じて時間がゆっくり流れていた時代の気分を味わってみるのも良いかもしれません。2010年はどんな年になるのでしょうか。素敵な一年でありますように…。
Writen by Y
- |季節|
GLホームへのお問い合わせ
- 住所:
- 〒136-0071
東京都江東区亀戸1丁目5番7号 日鐵NDタワー - TEL:
- 0120-7109-24(なっとくツーバイフォー)(フリーダイヤル)
管理人
![]()
GLホーム本部スタッフブログへようこそ。
カレンダー
カテゴリー
最近の記事
月別バックナンバー

