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2010年01月11日(月)冬至を過ぎて三週間。日の出が遅くなったような気が...?

201001-02-01.jpg新しい年を迎えて早くも十日。季節は寒に入って一年で一番寒さの厳しい季節を迎えています。それでも新年=初春を迎えると、なんとなく気分が華やいで春が近いような、底を打ったようなウキウキ感がありますね。  

ところでふと思ったのですが、夜明けの時間って冬至の頃より遅くなっているような気がしませんか? 冬至から既に三週間も経っているのに。確かに夕方は大分明るい時間が長くなったように感じます。なんだか不思議ですよね。今日は普段気にすることも無い、そんな大自然のナゾを紐解いてみることにしました。

 

 

夜が一番長いのは本当に冬至の日?

我が家の年寄り曰く『そんなことは当たり前だ!夜明けが一番遅い日は冬至より後にズレることになっておる。その分日暮れが伸びるから、夜が一番長いのは冬至の日で正しい。太古の昔からの決まりごとだろう!ったく今時の若いモンはそんなことも知らんのか!』と一蹴されてしまいました。『爺ちゃん、それホンマかいな?』

と言うワケで調べて見ると…。

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東京地方、平成21年12月冬至の前後で一番日没が早いのは、11月29日~12月13日の15日間。16:28の日没(一分単位表記)です。アレ?今年の冬至は12月22日ですから、冬至の日に日没が一番早い訳ではないのです。

更に日の出が一番遅いのは、平成22年1月元日~1月13日までの13日間。6:51(一分単位表記)の日の出です。どうやら我が家の年寄りの言うことは正しかったようです。これにはびっくり。

では実際に昼間の時間を計算して見ましょう。

まず日没が一番早い時期の真ん中の日=12月6日を計算します。日の出6:36、日の入16:28で日中の時間は9時間52分。

次に冬至の日=12月22日を計算してみます。日の出6:47、日の入16:32で日中の時間は9時間45分。

日の出の一番遅い時期の真ん中の日=1月7日を計算すると。日の出6:51、日の入16:43で日中の時間は9時間52分。

やはり日中の時間が一番短いのは冬至の日なのですね。 この時刻のズレは、太陽の軌道が正円ではないこと、地球の自転軸が少し傾いていることによるのだそうです。上記日の出、日の入の時刻は国立天文台のホームページはに詳しく掲載されています。上記計算例では東京地方の数値を使っていますが、全国各地の日の出、日の入の時刻も調べることが出来ますので、お住まいの地域の数値でも計算してみてくださいね。

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夕暮れが少し遅くなったように感じるなぁ…と思っていたら、なんと一番日の入が早い頃(16:28)から比べると、成人の日の1月11日では16:47。およそ20分も日暮れが遅くなっているのですね。一方日の出の方は冬至から4分ほど遅くなっています。でも朝のお目覚め時に外が暗いとなかなか元気が出ませんね。『まだ夜じゃないの…』と思ってしまうのは私だけでしょうか?

日の出、日の入時刻の一覧表を見ていると、共に極点(一番遅い時、一番早い時)に達している期間は二週間程どですが、その前後は殆ど2~3日ごとに1分の割合で時刻がズレてゆきます。こんなに変化しているのですね。大自然の仕組みの偉大さ、不思議さに気付かされた気がしました。

 

太陽は正午に南中すると思っていましたが…  

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国立天文台の日の出、日の入時刻一覧表には、このほか太陽の南中時間、太陽高度が記載されています。これを見ると東京地方に限って言えば、一年を通して太陽が正午に南中することは無いようです。こちらも一年を通じ徐々に時間がズレて行くのですが、一年の中で南中する時間が一番早い時期は10月23日~11月24日の間。なんと午前11時25分には南中してしまうのです。一番遅い時期は2月1日~2月22日で、それでも午前11時55分。日本列島は南北に長いですから、緯度が変われば南中時間もズレるはず! 日本標準時の基準となる明石の近くなら正午に南中するかも?と調べてみると、兵庫県(神戸)では4月10日頃に数日間正午に南中していることが解りました。

 

日本の各地を比べてみると、日の出、日の入時刻がこんなに違う! 

以前京都に住む友人が遊びに来た折、『東京は日暮れが早いんやねぇ~』と言っていたのを思い出し、冬至の日の各地の日の出、日の入時刻を調べてみました。

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北海道(根室)  日の出6:47、日の入15:45で日中の時間は8時間58分。

福島        日の出6:50、日の入16:23で日中の時間は8時間33分。

東京        日の出6:47、日の入16:32で日中の時間は9時間45分。

京都        日の出7:01、日の入16:50で日中の時間は9時間49分。

山口        日の出7:16、日の入17:09で日中の時間は9時間53分。

福岡        日の出7:18、日の入17:14で日中の時間は9時間56分。

鹿児島       日の出7:14、日の入17:19で日中の時間は10時間05分。

沖縄(那覇)     日の出7:31、日の入17:43で日中の時間は10時間12分。

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いやはや驚きました。日の出で最大約40分、日の入で最大約1時間、日中の長さで最大約01時間15分も差があるのですね。それぞれの地域にそれぞれの気候風土に合わせて育まれた暮らしがある。そんな思いを新たにしました。

照明や空調でコントロールされた環境に居ることの多い現代人。ついつい忘れてしまいがちな自然の営みに思いを馳せると、なんだか気持ちが大らかになるような気がします。国立天文台のホームページにはこのほかにも興味深いデータが色々掲載されています。忙しくてイライラ、ストレスでカリカリしたら、ちょっとのぞいてみては如何? 国立天文台天文情報センターホームページはこちら

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