2010年03月28日(日)最近良く見るLED電球ってどんな感じ?使ってみました!
三月も下旬を迎え、東京では数日前に桜の開花宣言がありました。でもそのあと急に気温の低い日が続き、桜も縮こまってしまいました。『お花見にはまだちょっと早いかな…』といったところで一休みのようです。さて近頃良く見掛けるLED電球。こちらは休まず発展中のようですね。今日はお値段もずいぶん下がってグッと身近になってきたLED電球についてのお話です。
白熱電球タイプ1個¥8500円!とご紹介したのは昨年5月末のことでした。
昨年5月末、このブログでもご紹介したLED電球。当時は白熱電球の代わりとして使用可能になったことが画期的なことでした。1個のお値段が¥8500円。それでも『お値段もようやく手の届く価格になってきましたね~。』と言うことでご紹介していました。あれから10ヶ月。LED電球を取り巻く環境は猛スピードで『チェンジ!』。そして遂に大手メーカーが本格的な生産に参入、大量生産で価格も急激に下がりつつあり、いよいよ普及段階に入ったようです。そこで今日はLED電球のあれこれについて、実際の使用感も含めお話してゆきましょう。
店頭での実勢価格は白熱球60W相当タイプで約¥3000円前後。(調光非対応タイプ)

ずいぶん価格が下がってきましたね。寿命が白熱球の凡そ20倍、消費電力が凡そ1/8ですから、『ちょっと買ってみようかしら?』なんて思えるお値段になりました。光の色も昼白色タイプ、電球色タイプとバリエーションがあって、ようやく最先端アイテムから一般商品になってきた感があります。といっても昨年5月にご紹介した時から10ヶ月しか経っていないことを考えると、その環境変化の早さに改めて驚かされます。政府のCo225%削減計画の推進もあり、東芝、日立といった国内の有力ランプメーカーが揃って本格生産に参入したことが大きな要因でしょう。東芝に至っては今月17日をもって120年間作り続けてきた白熱電球の生産を中止し、LED電球や蛍光灯などへ生産をシフトするという発表がありました。これも時代の流れなのでしょうね。私も二股ソケットに白熱電球で子供時代を過した一人なので、時の流れを感じてしまいます(笑)。
LED電球って本当に明るいのかしら?

早速廊下のダウンライトにLED電球をつけてみることにしました。消費電力が小さいので、夜間の常夜灯にも安心して使えますね。白熱電球をはずしてLED電球をつけてみると…。特に違和感はありません。ただ、電球色の蛍光灯のような感じの光色です。厳密に言えば白熱電球と光の色は若干異なりますが、これは光の性質や輝度の違いによるものでしょう。気になる差異ではありません。
メーカーも消費者に解りやすいように『白熱電球**ワット相当の明るさ』と明記しているので、私たち消費者がLED電球を購入する際も特に迷いはありません。これらの表記を目安に購入すれば間違いは無いという印象です。まずは廊下や玄関など、滞留時間の短い場所で使ってみると良いでしょう。特に夜間や留守にする際点けっ放しにしておきたいところでは、省エネ効果も高くなり、お試し導入にはメリットが大きいでしょう。
発光ダイオードーから電球へ。

LED(発光ダイオードー)が発明されたのは1962年のことです。以降光としては様々なところで利用されてきましたが、長寿命、軽量、省エネといわれながら、一般照明に利用されるようになるには長い時間が掛かりました。LEDの発光源は、数百ミクロン角の半導体であり、この小さなチップに流せる電流もミリアンペアの単位です。この小さな光を一般照明に利用できるレベルの光量にすることにいくつもの技術革新が必要だったようです。また指向性が強い性質の光であることも照明への応用に際し、多くの工夫が必要でした。こうしてついに私たちの手の届くところにやってきたLED電球、その光には白熱球とは少し異なる特性があります。
蛍光灯ランプに近い印象。しかし白熱球よりも影が濃いようです。

光の強さは光束といい、ルーメンと言う単位で表されます。白熱電球60Wタイプの全光束は810ルーメン。これを基準に考えてゆきます。電球型の蛍光灯ランプは、『白熱灯60w相当の明るさ』と表記されている場合、通常全光束810ルーメン程度に作られています。光の性質の違いはあるものの、あくまでも全光束値を同程度に設定しているのです。
ところが今回購入したLED電球の全光束は380ルーメン。白熱電球の凡そ半分です。購入の際ちょっと戸惑ってしまいました。もともと指向性が高いという性質を持つLEDの光。もしかして直下だけ明るくて全体に暗い印象では?と不安になったのです。しかしここは、『白熱灯60w相当の明るさ』と言うメーカーの言葉を信じて、とにかく使ってみることにしました。結果は前述の通り特に違和感はありません。しかし電球が少し飛び出すタイプのダウンライトにこの電球を取り付けてみると、確かに床面や空間は以前と殆ど変わりない明るさ感ですが、天井面の明るさは少し落ちるようです。もちろん電球の形状からしても下部2/3は金属製で光の透過がありませんので、必然的に電球下部方向への光の拡散は少なくなります。全方向に光が出ていないと美しくない球形のペンダントなどでは注意が必要かもしれません。
またLED電球の光では、影が強く出るようです。白熱ランプと蛍光ランプを比べると、蛍光ランプの方が影が薄くなります。(光の特性の為)LED電球では白熱ランプよりも更に影が出るように感じました。これは光の指向性によるものではないかと思います。影が出来るというと悪い評価と考える方もあるかもしれませんが、そうではありません。影が出来るということは陰影の深い空間演出が出来るということであり、例えは人の顔も彫り深く見せる効果があるということです。光はその性質を知り、目的に応じて適材適所に使うことで、効果的な演出を可能にしてくれます。
全体的な使用感は85点!

光についてはまず合格。蛍光灯の電球色ランプと同等と考えて良いと思います。ちょっと気になるのは重量。出始めの頃の電球型蛍光灯ランプよりは軽いでしょうか? でも現在の電球型蛍光灯ランプに比べると大分重い感じです。従って白熱球専用器具への取り付けには注意が必要です。器具自体の耐加重で問題が生じる可能性があるからです。初期の電球型蛍光灯ランプの重量を考えれば、『電球型蛍光灯ランプ対応』と明示された器具ならLED電球でもおおむね大丈夫かと考えられます。使おうとするLED電球の重量を確認し、器具のメーカーに耐加重限度を聞いてみるのが一番確実であることは言うまでもありません。
また発光ダイオードーは半永久的に光源となるといわれています。LED電球は『寿命約40,000時間』とされていますが、これも『部品の劣化等により光量が一定の基準を下回る時期』を寿命としているだけであって、白熱球のようにパチン!と切れてしまうことはありません。ランプ交換が厄介な場所には嬉しい特徴ですね。更にLED電球は蛍光灯のように頻繁な点滅による負担や劣化がありません。トイレや玄関といった点滅回数の多い場所にも安心して使うことが出来ます。
まずは手にとって使ってみる。利用価値は十分と判断しました。

LED電球についてはまだようやく普及段階に入ったところです。国が省エネを推進していることもあり、今後も企業間競争により低価格化、性能アップなどが十分に考えられます。と言うことは、まだ家中のランプをLEDにするにはちょっと早いかなぁ?という気もしなくはありません。でもそろそろ一つ二つ、廊下や階段室、上階のホールなど、点灯時間が長い場所に利用して、省エネの一歩としてみる価値は十分『有り』です。エコポイントでもLED電球への交換が出来るようです。是非貴方もトライしてみて下さい。
Writen by K
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