2010年04月17日(土)香りを使いこなしてしあわせライフ!その1
今日4月17日未明、東京に雪が降りました!41年ぶりの「もっとも遅い降雪記録」に並んだそうです。子供の頃、4月に入ったのに雪?と驚いた記憶はありますが、それは4月と言っても月初の話。桜も散った後での雪はかなりの珍事です。例年なら今頃はブラウスに軽いジャケットで軽快に外出できるのですが、今年は相当の根性がないと風邪を引いてしまいそうです。
全国的に天候不順が続くこの春。お天気がすっきりしないと気分もすっきりしませんね。癒しブームで『香り』が話題になる中、今日は暮らしの中に上手に香りを生かす工夫についてお話してゆきましょう。
何かの折にふわっと鼻をくすぐる良い香りがしあわせ気分を運んでくれます。

「香り」と聞くと一番最初に想像するのは何ですか? コロン、香水、インセンス、お香、キャンドル、ポプリ…。たいていは空気に香りを添えるアイテムを想像してしまいます。身にまとうコロンや香水、お部屋に香りを添えるインセンスやお香、キャンドルやルームフレグランスの類、そしてインテリア小物としても楽しめるポプリなどが一般的な香りのアイテムですね。どのアイテムも暮らしを楽しくするのにとても役立っていますが、今日お話しするのはもう一歩進んだ香りの利用法、『移り香』の活用術です。
一日の終わり、お風呂上がりに手に取ったタオルがほんのり良い香り。なんだかすごく贅沢な気分になりますね。「さて、そろそろ寝ましょうか…」と着替えるナイトウェアはお気に入りの香りがほんのり。羽織るときにふわっと軽い香りが鼻をくすぐるだけで、しあわせ気分に思わず微笑みがこぼれます。決して強い香りではなく、「ほんのり」がポイント。コロンやインセンスでは味わえない微妙な香りのマジックです。
香り文化の進んだ欧米には色々なな移り香アイテムがあります。

例えばセレブ御用達で名高いホームフレグランスブランド “elizabethW”=エリザベスダブリュー(米国)。アロマフォールド、リネンバック、セーターケース、ランジェリーバッグなど、ポプリの入った布製のアイテムがいくつも用意されています。洗い立てのリネンをリネンバックでくるりと巻いて、次に使うときまでクローゼットの中でそっと香りを移しておく。心遣いと言うか、時間の価値と言うか、とても優しくておしゃれな感じがしますよね。このブランドに限らず欧米では、このような手の込んだアイテム以外にも、サシェ=匂い袋と言って、クローゼットの中やタンスの引き出しに入れたりして香りや移り香を楽しむアイテムが古くから楽しまれてきたようです。
ポプリとサシェの違いって?

ポプリは自然の恵みである花やハーブ、葉、実、香辛料、木のチップなどをブレンドし、製油や香料を加えて作られた室内用芳香アイテム。私たち日本人はポプリと聞くと、花やハーブを乾燥させたものをベースに作るドライポプリをイメージしますが、これはもともとイギリスで作られていたスタイル。もう一つモイストポプリと呼ばれるものがあり、これは乾燥していない花やハーブなどを使い、塩で保存処理をして作ります。主にフランスで作られていたスタイルで、ポプリの歴史の中ではこちらの方が古いと言う説もあります。
一方サシェとは日本語にすると匂い袋。中身はポプリももありますが、紙や木くず、細かい粒子状物など、香りの保持能力の高いものが好まれます。布や紙などで中身が出ないように包まれ、タオルや衣類、リネンなどに香りを移したり、クローゼットやタンスの引き出し、衣装箱などの狭い範囲で香りを楽しむアイテムです。日本の匂い袋は、身につけたり、バックに忍ばせたりもしますね。逆に手ぬぐいや寝具にはあまり使わないように思います。
サシェを使ってタオルやリネンにふんわり香り付け、う~ん贅沢気分!

以前調香師の方から教えていただいたのですが、香りはどんどん伝播してゆくものなのだそうです。よく食品の匂い移りなどが問題になりますが、香りと言うのは本来同じレベルになるまで移動、移転する。例えば香りの無い粉を容器に入れ、その中に香りの染みこんだコットンボールを入れます。一昼夜も経てば、粉もコットンボールも同じレベルの香りになってしまうというのです。この性質を利用して楽しむのが移り香。サシェはその代表選手といえるかもしれません。
一番簡単なのは、サシェを目的のものの中に挟んでおくこと。例えば畳んで収納してあるタオルの間2~3枚置きにサシェを挟んでおく。サシェの香りが強いときは、直接タオルに挟まずタオルが収納してある棚なり引き出しなりにサシェを入れておきます。私はしばらく使って香りが少し弱くなったところで、挟み込みスタイルに変更します。洗顔後タオルに顔を埋めるとふわ~っと良い香り。しばししあわせ気分に浸れます。

リネンも同じくサシェを挟んでおくのが一番簡単です。或いははバスタオルなどを使ってサシェと一緒に包み込んでおくのも良いですね。サシェと一緒にくるくると巻き込んでタオルで包み、リボンで結んでおくと見た目にも可愛くてインテリアアクセントにもなります。(ディスプレイなどでよく使う方法です)
香りの強さに注意しましょう
最近のサシェは結構香りが強いものが多いように感じます。もちろん香りが商品ですから弱くては話になりませんが、香りは強さに注意しないとせっかくのリラックスがストレスに変わってしまいます。移り香を楽しむ場合には、あくまでもふんわりほんのりが鉄則です。コロンなどと異なり、香り持ちの良いサシェの場合、最初は控えめにした方が無難です。

購入時点でのサシェの香りが強い場合はポリ袋に包んで使ってみてください。食品などの匂い移りを防ぐためにポリ袋に入れたりしますが、実はポリ袋は香りを通してしまいます。ただ、何も無いよりは移りにくくなりますので、香りの強さの調整には案外便利です。またセロファンやOPPフィルムの袋も香りを通しにくくしますので利用価値ありです。香りの強いサシェを入れると強い香りがそのまま転移します。気分が悪くなるほど香りが強い場合は、必ず何かに包んで使うようにしましょう。
これからの季節、グリーン系やフレッシュフローラルの軽やかな香り、ベルガモットなど柑橘系のさわやかな香りが気分をリフレッシュしてくれますよ! もちろん愛の香りであるローズもお忘れなく。是非お試し下さい。
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