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2010年05月29日(土)オール電化住宅がエコと言われる理由お教えします!

エコ&省エネが特別な事では無くなって来た昨今、あたかも住宅設備部門のエコ王子のごとく話題に上るオール電化住宅。本当にエコなのでしょうか? 何でエコになるのでしょうか? 今日はそんな素朴な疑問にお答えしてゆきます。 

電力は使えば使うほど単価が高くなると聞いたことがあります。

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それは本当の話です。電気エネルギーはガスやオイルのように容器に入れて貯蔵しておくことが出来ないため、その生産も消費量とにらめっこしながら常に高度なコントロールを要求されます。発電の原料エネルギーが豊富で安価だった時代はピークに合わせて生産していれば良かったのかもしれません。今やいかにしてCO2を出さずに効率良く生産するかを厳しく問われる時代。電力会社はコンピューターを駆使して消費量の予測を立てて生産調整、それでも『停電』という事態を避けるにはある程度の余剰生産は必要不可欠です。需要が大きく減少する夜間でも発電施設の運転をいちいち止めるわけには行かないのです。そこでハイシーズンは高く、オフシーズンは易い海外旅行同様、ピークの上昇に荷担するヘビーユーザーには高く、深夜の余剰電力を使ってくれる人には『深夜電力』として単価を下げる料金体系を採用しているのです。従来『電気の暖房は効率が悪くて費用が掛かる』なんて話も聞いたことがあります。オール電化住宅って本当にお得になるの?

 

一般家庭では、エアコンと給湯に多くのエネルギーを使っているようです。

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一般家庭でのCo2排出及びエネルギー消費の割合についての調査結果を見てみましょう。まず家庭でのCO2排出量の内訳は、ガス4割、電気6割。更にその電気のうち6割以上がエアコン、照明、冷蔵庫、テレビで消費されているとあります。(東京都2005年の数値) では次に家庭で消費されるエネルギーが何にどのくらい使われているかを見てみましょう。冷蔵庫照明その他で39%、次いで給湯33%、暖房15%、厨房9%、冷房はたったの3%です。(東京都2004年の数値) 給湯とエアコンというよりも給湯と暖房にエネルギーを使っているのですね。

この調査では暖房の15%に使われているエネルギーが電気なのかガスなのかは不明です。ししかし冷房が僅か3%とは少し意外な印象です。冷房と言えば、各家庭どころか各部屋一台と言っても過言ではないほど普及したエアコンが中心と考えられますが、これは電力をエネルギーとする物がほとんどでしょう。ヒートアイランドとも言われる東京の熱帯夜の中で夏場は24時間稼働のお宅も少なくないはずですね。冷房は暖房に比較してエネルギーを使わない? それともやっぱり電力は効率が良いのでしょうか?

 

ポイントは少ないエネルギーで熱をコントロールするヒートポンプと言う仕組み。

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実は冷房に使われている冷却技術は冷蔵庫と同じ原理です。これをヒートポンプと言います。ヒートポンプとは、エネルギーを直接熱にするのではなく、熱媒体と呼ばれる流体を圧縮することで生まれる熱(温度が上がる)や、膨張させる事で生まれる冷たさ(温度が下がる)を利用する仕組みです。ヒートポンプの仕組みはとても興味深いものですが、長くなってしまうのでこれは次の機会に譲ることにしましょう。

よく『電気の暖房は効率が悪くて高くつく』などと言いますね。電気は熱に転換するときに負荷が大きくなります。掃除機や扇風機などモーターを回す機器では消費電力は大きくありませんが、ドライヤーや電気ストーブ、炊飯器など、発熱を伴う製品では消費電力が大きくなりますね。ブレーカーが落ちそうなときは『発熱器具に注意せよ!』と言われるのもこの理由からです。ヒートポンプという仕組みでは、主に熱媒体を圧縮するコンプレッサーを動かすためにエネルギーを使い、暖かさも冷たさも作り出すことが出来るのです。直接電気で熱を作るわけではなく、その意味においては掃除機や扇風機に近い構造と言えるかもしれません。だから同じ温度のお湯を作るなら、ヒートポンプ給湯器で作った方が断然省エネルギーになるのです。ヒートポンプがなぜ省エネルギーになるかは次回ご説明しましょうね。

 

オール電化がエコでお得といわれるのは、ヒートポンプを採用するから

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最初にお話した調査の数字を見ると、家庭で消費されるエネルギーのうち、暖房で15%、給湯で33%、併せて48%を占めています。オール電化住宅では、先ずヒートポンプ式の給湯器を採用することで大幅な省エネルギーを実現、更にヒートポンプ給湯器は深夜電力を使ってお湯を作りこれを貯湯しますので、深夜電力を利用してとってもエコノミー。昨今の高い断熱性能を持つ住まいで、冷暖房もヒートポンプ式のエアコンを採用すれば、暖房、給湯で48%を占めているエネルギー消費をぐっと省エネに出来ると言うわけです。国をあげて、いや世界中でCO2の削減=省エネルギーが叫ばれている現代。地球の未来の為にも省エネルギーは重要な問題ですね。

 

尽きることの無い次世代エネルギーと言えばやっぱり電気?

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石油や石炭などの化石燃料は、地球が長い長い時間を掛けて作ってきたもの。現在の消費の勢いからすれば、当然いつの日か底をついてしまうでしょう。そこで代替エネルギーの問題が出てくるわけですが、燃料電池やバイオエタノールなど色々研究は進んでいるものの、今のところ自然エネルギーを使って作る電気が一番実用化されていて、従来の機器もそのまま使えて、しかも無尽蔵。太陽光発電、風力発電、水力発電…。エンジンからモーターへと言われるのもこのあたりが根拠なのでしょうか。その意味でも家庭で使われるエネルギーを電気に一本化してゆこうという動きは一理あるのかもしれません。太陽光発電も取り入れれば、万が一エネルギー事情が悪化した際の助けになる可能性も・・・?これはちょっと考えすぎですね(笑)。

今後も普及が進みそうなオール電化住宅。なぜお得?何故エコ?少しは疑問を解決していただけたでしょうか?次回はヒートポンプの仕組みについて、少し詳しくご説明しましょう。お楽しみに!

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