2010年08月21日(土)最近話題の3Dテレビってどんな感じ?
夏休みのある日、NHKのニュースで『新たに二社から3Dテレビが発売され、主要4社の製品が出そろい、本格的な販売云々…。』と伝えていました。某新聞では『年末にはテレビ販売台数の20%を程度まで3Dテレビが伸びるのでは?』等という記事も…。個人的にはあまり興味の無い3Dテレビですが、NHKのニュースで話題になるようでは、調査を開始しなければなりません! と言うわけで早速家電量販店へ出動です。
3Dテレビよりも先に3Dパソコンが目についてびっくり

店内に入り、テレビ売り場をざっと見渡してみたものの、3Dテレビは目に飛び込んできませんでした。おかしいなぁ?あまり売る気無いのかなぁ?…と思いながら周囲を見回すと、3DのPOPと小型のテレビ! ナルホド小さいテレビの方が3Dは進んでる?と思いきやこれはパソコンでした(笑)。でもディスプレイにはなにやらボヤけた二重三重のデモ映像が流れていて、アレレ!鎖に繋がったメガネが置いてある! な~んだ!3Dと言ってもメガネを掛けてみる3Dなのね! そんな事に今更気付いた私でした。斜め後ろには更に別の会社の3Dデスクトップパソコン。やはりメガネが置いてありました。
テレビは3Dよりもエコポイント狙いの薄型大型が主力の様子

平日の昼下がりであまり人のいない店内。それでも夏休みなのか中年のご夫妻が二組ほど、販売員さんから薄型テレビの説明を受けていました。とても熱心に聞いている様子。エコポイントの事も詳しく尋ねています。ご商売の邪魔をしては申し訳ないので、手の空いている販売員さんをさがしてウロウロ。ようやく見つけたテレビ担当の販売員さんに『3Dテレビの購入を検討したいのですが…』と持ちかけてみました。すると『3Dテレビですか…。あることはありますが、まだ出始めなので…』とあまり気乗りのしない風。それでもシャープ、東芝、パナソニックと3社の製品を紹介してくれました。もちろんどれもメガネ付です。さかんに『まだ出始めですので~』を連発。値段とメーカーの説明を簡単にして、『まぁ見てみてください』と。『まだあまり売れませんか?』と尋ねてみると、『月に1台2台ですね』とのお返事でした。
私の見方が悪いのでしょうか? 位置や角度がずれると画像がダブってしまいます。

以前エキシビションで3Dのショートフィルムを3Dメガネを掛けて見たことがあります。そのときも感じたのですが、このデモンストレーション用の3Dテレビも、見る方向や角度、視線の高さにより、メガネ無しでの視聴同様、画像がダブってしまうことがあります。元来この手のもののハンドリングがあまり上手ではない私のこと、見方が悪いのかもしれません。しかし家庭の中でのテレビは、一所にジッと留まって注視すると言うよりも、何かをしながらの視聴の方が多いのではないでしょうか? だとすると視線の位置や角度で画像がダブってしまうのでは、ながら視聴には向かないなぁと感じました。
リアル映像では人形芝居の様な立体感がイマイチ物足りない気がします。

リアル映像のデモビデオでは、背景画面の前面で登場人物が動く二次元的な立体映像に感じました。極端な言い方をすれば、風景の中に人物とボールがある写真を3枚用意し、1枚はそのまま、2枚目は人物とボールを切り抜く、3枚目はボールのみを切り抜く。次にそれぞれを少しずつ間を空けて重ね立体化する。そんな感じの3Dに見えました。ボールそのものの球体としての立体感を上手く感じることが出来なかったのです。しかしコンテンツがアニメーションなど、CGによって作られたものだと状況は一変します。CGそのものが描き出す立体感と3D効果があいまって、リアル映像でのデモビデオに比べぐっと自然でインパクトのある立体感を楽しむことが出来ました。現在の3D技術はアニメーション向きなのかなぁ?
価格差を考えるとまだちょっと早いかな? テレビと言ってもホームシアター向き?

今回見に行った家電量販店では、3D対応テレビと非対応のものと、ほぼ同レベルの機種で約35%~50%の価格差がありました。個人的には価格が同じなら3D対応テレビも検討に入るかなぁ?と言う感想を持ちましたがこれだけの価格差があると我が家では検討外ですね(笑)。もう一点、メガネを掛けての視聴であること、見る位置や角度によって画像がブレる可能性を考えると、ながら視聴の多いテレビとしてよりも、コンテンツを視聴することを目的としたホームシアターなどに向いているのでは?との感想を持ちました。まだまだ3Dテレビは黎明期。これからどんどん技術が進歩し、メガネの要らない3Dテレビが出てくるのでしょうね。
既に二つのレンズを持った3Dデジタルカメラが店頭に出ていました。

家電業界では、イマイチ盛り上がらない3Dテレビの販売は、コンテンツ(専用ソフト)の不足などが一因と言われているようです。しかし私にはそればかりでもないように感じられました。一方既に飽和状態にも見えるデジカメ市場には、3D時代の到来を見込んで、既にレンズが左右に二つ付いた3Dカメラが販売されていました。ナルホド、これはあの3Dパソコンで画像を楽しむわけですね。お値段は6万円弱。レンズ一つで通常撮影、レンズを二つにして3D撮影とデュアルモードで使えるかどうかは確認しませんでしたが、或いはモニターの3D化は、テレビよりもパーソナルユーズのパソコンの方が先に進む可能性もあるかもしれませんね。
なんだかんだ言ってもお客様は次々メガネにトライ!

少し離れて売り場をしばらく見ていました。すると3Dパソコン、3Dテレビ、いずれも次々にお客様が立ち止まり、メガネを手に取り3D体験をしていました。興味はあるようですね。どちらかというと3Dパソコンの方が立ち止まる人の数は多かったですが、カタログを探す、販売員を探すなど『体験』以上の事をする人は見かけませんでした。みなさん『興味はあるけれど…』と言ったところでしょうか? 前宣伝や報道が少々先走っている感のある3Dテレビ市場。一気に広がりを見せるにはまだ少し時間が掛かりそうな気がします。貴方も家電量販店で3Dテレビを見かけたら、是非一度体験してみて下さいね。
以上3Dテレビ調査隊の報告でした。Writen by S
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