2011年12月のブログ記事
2011年12月26日(月)知っていそうで知らないお正月のあれこれ
本年三月の東北地方太平洋沖地震で被災されました皆様、またその後の原子力事故により影響を受けられておられる皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
クリスマスも終わり、いよいよこのコーナーも今年最後の記事となりました。今年もご愛読いただきましてありがとうございます。今回はちょっと肩のチカラを抜いて、お正月についてのつれづれを書いてみようと思います。大掃除の一服に肩のチカラを抜いてご一読くださいね。
年末からお正月にかけての時期は、私たち現代の日本人が一年で一番伝統文化を身近に感じる時かもしれません。身近に感じると言うよりも、伝統文化が日常生活に生きていると言った方が正しいのかもしれませんね。今年も既にスーパーマーケットの品揃えは年末モードに『チェンジ!』。ある日突然商品の陳列棚の中身が激変する彼らのテクニックには毎年驚かされますね(笑)。昨日まで150円程度だった蒲鉾が姿を消し、包み紙が変わっていきなり600円、1000円と言う値段になるのですから。下世話な話はこれくらいにして、そろそろ本題、お正月の話題に『チェンジ!』しましょう。
関西は丸餅、関東は切り餅?
私が子供の頃過ごした山口県。瀬戸内海に面した小さな町では、丸餅しか見たことがありませんでした。金物商を営んでいた母の実家では、お正月が近づくとお米屋さんから大きな木製の折敷が届きます。中にはまだ柔らかい丸餅がきれいに並べられていて、一日置いて硬くなると餅を別の容器に移し、折敷をお米屋さんに返すのです。複数届く折敷の一つには同様に鏡餅が入っていました。お正月を過ぎてお餅を頼んだ時もいつもこのスタイルで届きます。そして祖母は必ず『あんころ△△個ね。』と注文。まるで大福餅のように中にこし餡が入った『あんころ餅』も一緒に届くのです。確かに当時関東では丸餅は見ませんでしたね。逆にここ十年くらいでしょうか?お正月が近づくとスーパーなどで丸餅を見かけるようになりました。
餅はそもそも神様へのお供え、丸は御霊が宿るカタチ?
正月のお祝いに餅を用いるようになったのは平安時代頃と言われています。宮中では今もお正月に硬い餅を噛み、歯(齢=よわい)を固める儀式が残っているそうですが、元来は秋に収穫した穀物を歳神様にお供えするのが大儀だったようです。古来神霊や精霊のことを『たま(御霊=みたま)』と呼んでいたようですが、これが『たま=玉』となり、丸いものや一部の宝石など神様や精霊の依り代となるもの(例:勾玉)と考えるようになったとされています。多くのお供え餅が丸い由来はなんとなく納得です。時代は下って一般の人々がハレの日に餅を食べるようになってからも、餅は丸いのが当たり前だったとか。切り餅は江戸時代に人口増加に伴い餅の製造が追いつかなくなり、一つずつ丸める手間を省略して伸し餅を切って製品化することで生まれたと言うのが通説。切り餅は江戸時代に考案された合理化策の産物だったのでしょうか?と言うわけで関東地方ではこれを起源に切り餅が普及したと言うことのようですね。
お供え餅はどうして『鏡もち』?
歳神様へのお供えである餅を『鏡餅』と呼ぶのは三種の神器に由来するとか。三種の神器とは、天孫が降臨する際に天照大神から授けられたという鏡・剣・玉の三種の宝物のこと。現代でも天皇家には代々伝わる三種の神器があり、ご即位の際には継承の儀が行われています。現代では当たり前にある鏡。しかし生き物は元来自分で自分のの姿を見ることは出来ないように出来ています。古の時代、自分の姿を映すことが出来る鏡は、神器とされるほど貴重なものだったのでしょうね。丸い形を貴重な宝物である鏡に例えて『鏡餅』と呼ばれるようになったようです。
29日にはお飾りをしないって知っていました?
私は子供の頃祖母から教わりましたが、29日にはお飾りを購入したり飾ったりしてはいけないのだそうです。その理由は29日の9が苦に繋がることから、29日の松飾を『九松=苦待つ』、29日につく餅を『九餅=苦餅』と言って嫌ったとのことです。また、31日にお飾りをすることを『一日飾り』と言ってこれも嫌うとか。なのでお飾りは28日までに用意するのがベストのようですね。間に合わなければ30日がタイムリミット。う~ん、ぎりぎりまで大掃除に追い回される我が家では、一旦飾って掃除で除けてまた飾り・・・が現実。歳神様ごめんなさい!
ついでに鏡餅に飾るアイテムの由来も・・・
鏡餅を飾る際に一緒に飾るアイテムと言うと、うらじろ、ゆずりは、えび、こぶ、ダイダイ・・・。地方によってそれぞれ独自の慣習もあるようですが、一般的なのは上記でしょうか。以下にそれぞれの由来をご紹介します。
うらじろ=白髪になるまで・・・長寿を意味し、また後ろ黒くない清浄を意味しています。
ゆずりは=新しい葉が出て後に古い葉が落ちることから、家督を子孫に受け継ぎ家系が切れないことを意味します。
えび=腰が曲がるまでの長寿を意味します。
こぶ=喜ぶの語呂合わせと共に冷たい海で行き続ける生命力を表すとの説もあるようです。
だいだい=代々との頃合わせと共に、実を取らずに置くと3年は木から落ちないも言われることから代々子孫が繁栄することを意味します。
単なる語呂合わせ&縁起かつぎと言えばそれまでですが、言葉を楽しむこんな瀟洒な伝統文化を是非子供たちにも伝えてゆきたいですね。
我が家も実は・・・喪中のお正月ってどうすれば良い?
これ悩みますよね。色々調べてみたのですが、現代では一応仏式で七七ヶ日(通称四十九日)、神式では五十日祭で忌明けとするのが一般的なようです。なのでこれを過ぎていない場合は、お正月飾り、初詣などの新年祝賀に関する行事一切は避けた方が賢明。祝賀の言葉を控え、家族で新しい歳の無事と健康を静かに願うのが良いようです。神社は死を穢れとして嫌うので、お参りは遠慮するのが一般的ですが、お寺は死を穢れとは考えませんので、参詣しても大丈夫です。お寺なら初詣もOKということですね。
さて、さすがに四十九日前の方はは『そんな気分になれない・・・』かもしれませんが、年明け早々や夏前にご葬儀を済まされたようなケースではまた状況が異なります。新年を迎える頃にはだいぶお気持ちも落ち着いて、故人様が同居されていなかった場合など、ほぼ以前と変わらない日常生活に戻られていることが多いですね。神社本庁によると、『服忌』のうち『忌』は故人の祀りに専念する期間で五十日祭まで、『服』は故人への哀悼の気持ちを表す期間で一年祭までを一般的であるとしています。忌が明ければ『神事を再開しても差し支えない』とありますので、神社の参拝もOKのようです。ちなみに私は『服忌=ぶっき』の『服』と『忌』が別の意味とは知りませんでした。てっきり『忌に服す』のかと思っていました(汗)!!
次にお正月飾りや家庭内での過ごし方ですが、お正月の行事は本来歳神様を家にお迎えする行事。その目印として門松等を立てるわけですね。このことから考えると、穢れを嫌うとされる歳神様を忌み中の家ににお迎えするのは厳しいかも知れませんね。でも神棚の半紙もはずれ、神社本庁も『神事を再開しても差し支えない』としている五十日祭(仏式では四十九日)以後であれば控えめながら歳神様をお迎えしても良いような気がします。しかしながらこれ等の慣習は地域や親類縁者の『常識』に従うことが肝要。後でとやかく言われないためにも、地域や親戚縁者の年長者に尋ね、その風習に従うのが賢明かと思います。我が家は玄関飾りなし、鏡餅一箇所、『おめでとう!』はなし、おせちはあり、家族でのんびりお正月を過ごす予定です。その前にとにかく大掃除をして家の中を片付けないと・・・。
神社本庁のホームページはこちら
どうぞ皆様良いお年をお迎え下さいませ。また来年お会いしましょう!
Writen by Y
2011年12月17日(土)もっと知りたい住まいのマテリアル 「壁」その1
本年三月の東北地方太平洋沖地震で被災されました皆様、またその後の原子力事故により影響を受けられておられる皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
いよいよ今年も残すところ2週間を切りましたね。日も短くなって私が毎朝出勤する頃はまだ日の出前。少し前までは顔を出したばかりの太陽を見ながらの出勤だったのですが・・・。
先日自宅のお掃除をしていて、照明スイッチ周りの壁紙の汚れに目が行きました。一度目に付くと気になりますね。『そうだ、読者の皆さんにもこのような所のお掃除の仕方をご紹介しよう!』と思ったのですが、その前に、住まいの特に私たちの手に触れるインテリア素材(マテリアル)の情報って案外知られていないな~と気づきました。ネットで調べてみてもあまり詳しい情報はありません。そこで長年の経験を生かし、私の知る範囲で定期的にマテリアルの情報をお届けしてゆこうと思います。今日はそのデビュー編。壁のマテリアルから…。
壁に使うマテリアル(素材)の事を壁装材といいます。どんな種類があるかというと?
内装材、外装材、床材は聞いたことがあっても『壁装材』は耳慣れない言葉ですね。壁の仕上げ材として使うマテリアルの事を総称してこう呼びます。では壁装材にはどんな物があるでしょうか? 塗りもの、板状のもの、ブロック状のもの、シート状(織物、紙など)のものに分けられます。現代の住宅では室内の壁というとビニールクロスが大変普及していますね。ですから壁=クロス(ビニールクロス)と連想される方も多いと思いますが、実はもっと色々な選択肢があるにはあるのです。
塗りもの=しっくい、珪藻土、土塗り壁、などに代表される鏝やローラー、吹付などで施工されるマテリアルです。
板状のもの=天然木、合板、突板合板、化粧合板、セラミック系ボードなど板状の物を張ったり打ち付けたりして施工するマテリアルです。
ブロック状のもの=タイル、煉瓦、擬石、石、セラミック系材料(例:エコカラット)などピースを貼ったり止めたりして施工するマテリアルです。
シート状のもの=ビニールクロスが一般的ですが、紙の壁紙、織物、プラスチック樹脂のシート、和紙、など糊で施工するマテリアルです。
こうして改めて眺めてみると、壁に使えない物は無いのではないかと思うくらい様々な材料が壁装材になることが解りますね。
手始めに一番身近なシート状マテリアルの説明から
シート状マテリアル(1)織物
これは読んで字のごとくです。織物で出来た壁装材。多くは裏に紙が貼ってあったりして施工性を高め、製品化されています。色、柄、テクスチュアは自由に作り出せますから、それこそバリエーションは選り取り見取り。本来は様々な表現が楽しめル物ですが、昨今は価格などの理由から人気が低下。一部の用途を除いては品数も種類もそんなに多くはありません。
長所=織物独特の手触りや優しい風合い。ある程度の調湿が可能。表面が平滑でないため埃などが室内を舞うのを抑制出来る。色、柄、テクスチュアが豊富である。天然原料(ウール、麻など)で作ることが出来る。反射音を吸収する(僅かですが柔らかい音空間になります)
短所=価格が高い(最低でも標準的なビニールクロスの2倍以上)。施工にテクが必要。汚れを落としにくい。水分に弱い。
シート状マテリアル(2)壁紙
今ではビニールクロスに押されて陰が薄くなってしまいましたが、本来はこちらが本家本元。その起源は宮殿壁画であるとも言われ、ヨーロッパでは16世紀初め、紙に印刷された壁紙が存在したという記録もあるようです。産業革命以降大量生産が可能になると共に一気に普及し、ビニールクロスが現れるまで、ヨーロッパを中心に人々に愛されてきました。
長所=色柄などデザインの自由度、美しさ。施工性の良さ(対織物比)。価格がリーズナブル。
短所=水分や摩擦、引っ掻きに弱い。汚れを落としにくい。
シート状マテリアル(3)ビニールクロス
現在最も普及している壁装材と言えるでしょう。一般的には紙の上に発泡させた塩化ビニールを薄く乗せ、色を印刷、更にエンボスロールでテクスチュア柄(凹凸)をつけて製品化します。色柄の印刷に加え、エンボス加工が可能なことから、塗り物の鏝仕上げから織物の風合い、コンクリート打ち放し、竹や木などの天然素材に至るまでそれこそありとあらゆる物の素材感をリアルに表現することが出来ます。お蕎麦屋さんの天井など、本物の竹か?ビニールクロスの印刷か?私たち業界人でも解らない事があります(笑)。表面がビニールのため水分を通しません。調湿出来ない一方濡れた雑巾で拭いてもOKです(継目は水分が入りやすいので注意)。
長所=色柄などデザインの自由度、美しさ。施工性の良さ(伸びない)。紙壁紙より更にリーズナブルな価格。汚れが落としやすい。様々な機能を付加できる。(汚れ防止、光触媒、臭い吸収など)
短所=調湿出来ない。タイプによっては摩擦や引っ掻きに弱い(表面がやわらかいもの)。以前は一部に独特の臭いや化学物質放散の問題を感じる方があったようですが、現在はシックハウス法適用のため改善されており、殆ど問題はありません。
シート状マテリアル(4)和紙
昨今の自然志向で改めて見直されつつあります。天然自然の素材であり、独特の風合いも魅力です。(最近では裏に紙を張り合わせるなどして価格、施工性共に壁紙と遜色ない製品も出てきています。)
長所=自然素材でありエコである。独特の風合い。丈夫である。調湿可能(僅かだが結露はしにくい)
短所=一部の手漉品等では長尺の材料がない。施工が難しい。汚れを落としにくい。価格が高い(工賃も高い)。
シート状マテリアル(5)オレフィン壁紙
昨今のエコ志向で生まれたマテリアルです。紙に樹脂を乗せて色柄を付ける作り方はビニールクロスと同じですが、塩化ビニールではなくオレフィンと言うグループの合成樹脂樹脂を用います。エンボス加工がビニールほど自由に出来ないため、テクスチュア表現の自由度は少々劣ります。しかし焼却の際に燃焼時間が短くダイオキシンなどの発生が殆ど無いことから、環境に優しいエコ素材として販売されています。
長所=焼却時に有毒ガスを出さない。エコである。施工性はビニールクロス並、エコマテリアルの中では最もビニールクロスに近い。
短所=エンボス加工に限りがあり、テクスチャ表現の自由度は高くない。ビニールに比べ表面が柔らかく、摩擦、水分、汚れに対する耐性は劣る。
シート状マテリアル(6)その他のマテリアル
一時はビニールクロスに席巻されていたシート状マテリアルですが、現在は環境や健康に対する配慮から様々な『壁紙状の壁装材』が出てきています。珪藻土壁紙、ケナフ壁紙、調湿壁紙、などなど。乾式工法が主流の昨今、本来は塗り物だった珪藻土や京壁を紙の上に乗せて壁紙状にし、施工性を高めた製品も多く出回っています。これらはビニールクロスと同じ見本帳に入っていることが多いですが、ビニールと異なり耐水性には劣りますので、お掃除の時などは注意が必要です。
長所=乾式工法なので壁紙と同じ手軽さで施工出来る(工期短縮)。調湿可能である(その程度は個々に異なります)。
短所=表面がビニールに比べ水分、摩擦に弱い。継目が出る(塗り物には継目はありません)。
シート状の壁装材だけでもこんなにたくさんあります。室内の壁は、住む人が直接接する最も面積の多い部分。ご新築やリフォームの際、どうしても色柄に気持ちが行ってしまい、出されたサンプル帳から選ぶことになってしまいがちですが、実はこんなに色々な選択肢があるのです。是非業者さんにご要望を伝えて、ご自身の考え方、希望される機能に近い物を選択なさってくださいね。
今後もマテリアルシリーズは定期的に書いて参りますので、どうぞお楽しみに!
Writen by S
2011年12月11日(日)気になる壁紙のめくれ。この際自分で直しちゃいましょう!
本年三月の東北地方太平洋沖地震で被災されました皆様、またその後の原子力事故により影響を受けられておられる皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
12月もいよいよ3週目に入りました。クリスマスももうすぐですね。プレゼントの準備はもうお済みですか? この時期になるとそろそろ新年を迎える準備に着手したいところ。普段はなかなか出来ない住まいのお手入れやお掃除も、少しずつ進めて気持ち良く新年を迎えたいですね。お住まいの中で壁紙が浮いたりめくれたりして剥がれてきているところはありませんか?『直さなくちゃ・・・』と思いつつ、普段はなかなか手が出ませんよね。壁紙の剥がれは放っておくと症状が進行してしまいます。新年を迎える前に、この際自分で直してしまいましょう。やってみると案外簡単にきれいに出来ますよ!
壁紙の補修作業にはこんな道具と材料が必要です。
今回用意したのは写真の道具と材料です。写真左からステンレスカット定規、スクィーパー、ローラー、壁紙補修用ボンド、カッター、そして水色の丸いものは養生テープ、その上はお菓子についていたヘラです。
近所のホームセンターに行ったら、ステンレス定規、スクィーパー、ローラー、カッターの四点がセットされて約千円ほどで売っていましたので取合えずこれをゲット。ラッキー!これはお買い得!養生テープが¥150-。ボンドが¥300- ここまででざっくり¥1,500-。お手軽な金額でした。
ここで注意!糊(ボンド)は補修用のものを購入して下さい。
はがれてきた壁紙は、折れたりクセがついていたりして、全面貼り用の糊ではなかなか上手く行きません。補修用の糊は全面貼り用に比べて乾きが早く、強力です。このため逆に補修用の糊で広い範囲を施工するのは難しいですから、糊を購入するときは、用途に応じて選ぶようにしましょう。
早速現場へ。トイレの巾木上の壁紙が剥がれてしまっています。
あーぁ、剥がれてしまっていますね。よく見かける状態です。まず固く絞った雑巾で、壁紙、剥がれた壁紙の下地、周囲(この場合巾木の上や段になったところ)のホコリやゴミ、剥がれた糊のカスなどをきれいにして下さい。毎日掃除しているはずなのに、巾木の上部など、意外にしっかりホコリが溜まっていたりします。このときに注意!剥がれてきている壁紙の取り扱いは慎重にして下さい。経年変化でもろくなっている場合がありますので、いきなり強く引っ張ったりすると破れてしまうことがあります。優しくさわってみて、状態を確かめてから作業しましょう。
この現場は、継ぎ目の角の剥がれだけでなく、壁紙の一番下の部分が広い範囲にわたって浮いていました。糊が付け易いように、5㎝ほど上までクロスをはがしておきました。
次に糊付け。狭いトイレで作業しにくいので、隅の所をめくって養生テープ(水色のテープ)押さえておきました。まずはチューブで下地に糊をつけ、後は指で丁寧に塗り広げます。細かくて入りにくい隙間や剥がれ始めの境界部分は、お菓子に付いているヘラなどを使うと作業が楽です。
次に壁紙の縁2㎝位の部分にも指で丁寧に糊を塗ります。多くの場合、カール癖がついてしまっているので、しっかり押さえるための処置です。
糊に直接触れたくない場合には、手袋やヘラを使用したり、指に食品包装用のラップなどを巻いて作業するのも一案です。しかし、細かい作業はやはり指が一番便利で頼りになるのも事実ですね。狭いトイレということもあり、今回は指で直接作業しました。
糊を付け終えたら手早く壁紙を下地に貼り付けます。補修用の糊は乾きが早いので、修理する範囲が広い時は要注意です。可能であれば細かく区切って少しずつ作業をした方が、作業しやすく、また仕上がりもきれいです。
貼り付けたらローラーで強く押さえます。あら不思議!綺麗に付くこと!やはり作業には適切な道具と言う助っ人が必須なのでしょうか?少なくとも初心者の腕の悪さをそれなりにカバーしてくれるようです。(笑)
最後に巾木と壁のジョイント部分の隅にスクィーパーを使って壁紙の先端部をしっかり入れ込みます。この作業が、再び剥がれ難くすること、そして仕上がりを美しく見せるコツです。
このスクィーパー、本当の使い方は、壁紙を貼る時に空気を追い出しながら圧着するのに使うものです。狭いトイレで作業しにくく、ちょうど取っ手がついていて使いやすかったので利用しました。要は固い薄板状のものできっちりと押さえればOKなのです。
きれいに出来たら、糊が完全に乾くまで、養生テープで止めておきます。
半日程度経過したら、そっとテープをはがして下さい。もう大丈夫。補修完了です。
やってみたら意外に簡単!こんなにきれいな仕上がり!
『もっと早くやれば良かったなぁ~』っていつも思うんですよね。こんなちょっとした事くらいで職人さんを呼ぶのも気が引けるし、かと行って自分で直すには道具を買いに行くところから始めなくてはならないので、何となく億劫になって先延ばしにしてしまうのも事実。思い切ってやってみたら、あっという間にすっきりきれいになりました。今度は道具も手元にあるし、浮いたり剥がれたりしている壁紙を見つけたら、さっさと補修することにしましょう。皆さんも是非お試し下さい。
Writen by Y
2011年12月03日(土)住宅エコポイントが再開されました!
本年三月の東北地方太平洋沖地震で被災されました皆様、またその後の原子力事故により影響を受けられておられる皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
いよいよ12月。今年のカレンダーも最後の一枚になりましたね。暖かかった今年の秋も、師走の声と共に冬にバトンタッチ。いきなり寒くなってきました。増税だの年金の減額だの懐にも寒そうな話題の多い中、ちょっぴり嬉しいニュースです。住宅エコポイントが再開されました。でも以前の制度とはちょっと内容が異なるようで・・・。今日は再開された住宅エコポイントのご紹介です。
『復興支援・住宅エコポイント』と名称も衣替え
平成23年11月21日、国会で第三次補正予算案が成立したことから、これに組み込まれていた住宅エコポイント制度が復活することになりました。今度の住宅エコポイントはその名称も『復興支援』と頭に付け加えられました。その理由は、第三次補正予算そのものが今年3月に発生した東北地方太平洋沖地震の復興を主眼としているから。制度の内容ももちろん被災地復興支援が色濃く反映された形に改められています。住まいの新築、或いはリフォームをして、エコポイントでちょっぴりお得に!更に被災地支援の一翼を担うことが出来れば嬉しいことですね。
どんな風に『復興支援』かと言うと?
(1)もらえるエコポイント数が変更になりました。
従来住宅を新築する場に合は、条件を満たしていれば一律30万ポイントもらうことが出来ましたが、再開された制度では被災地として指定されたエリアの方々のみ30万ポイント、その他のエリアの方は15万ポイントとされました。リフォーム工事の場合はその内容により2千~10万ポイント(上限30万ポイント)、こちらは従来通り、且つ全国共通条件での設定です。
(2)ポイント交換対象商品の中身が変更になりました。
従来用意されていた全国型の商品券、プリペイドカード、全国各地の地産品などは中止となり、被災地の商品券、被災地のプリペイドカード、被災地の地産品に限られることになりました。他は環境配慮商品への交換、追加工事への即時交換、環境寄付、被災地への義援金・寄付と従来通りです。
(3)耐震改修工事がリフォームエコポイントの対象になりました。
これはビッグニュースですね。これまでのリフォームエコポイントは、対象がバリアフリー化や省エネ化の工事に限られていました。『耐震改修の必要性は解るけど、お金もかかるし今すぐにこれと言って不便はないし・・・』と二の足を踏んでいた貴方! この機会に耐震改修工事をして、地震に強い安心な住まいにフレッシュアップしてみませんか?
ちなみに耐震改修工事のエコポイントは15万ポイント。しかも従来から継続のバリアフリー化、省エネ化工事とは別枠でもらえます。即ち上手に利用すれば合計45万ポイントまでもらえる可能性があるということ。これは過去最大のエコポイント数。絶対に見逃せません!耐震改修工事をするなら絶対に今がチャンスです。
一番気になる対象期間、申請期間は?
そうそうこれが一番大切ですね。
新築工事は平成23年10月21日~平成24年10月31日の間に着工されたもの、リフォーム工事は平成23年11月21日~平成24年10月31日の間に工事着手されたものです。
ポイントの申請期間は平成24年1月25日受付開始予定です。
再開された復古支援・住宅エコポイント制度、中身はこんな感じです。過日もご紹介しましたとおり、今回の住宅エコポイント制度は根拠となる法律が第三次補正予算であり、制度に充てられる予算の規模が従来のエコポイント制度に比べるとグッと小振りになっています。今回も予算を使い切りそうになれば、途中で期間を繰り上げて制度を終了されてしまう可能性も無きにしもあらず。お早めの対応がお勧めです。復興支援住宅エコポイント。上手に利用してお得に、そして被災地の支援にも協力出来ると良いですね。詳細は復興支援・住宅エコポイントのページへ
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