本部スタッフブログ

GLホームの本部スタッフが綴るブログ

2012年2月のブログ記事

2012年02月25日(土)もっと知りたい住まいのマテリアル 「壁」その3 タイルのお話(続き)

201202-04-01.jpg2月もいよいよ月末。今年は4年に一度の閏年と言うことで2月29日があります。例年より1日増えますが、それでもやっぱり2月は短い! 入学試験があったり、卒業準備だったり、バタバタしているうちにいつしか寒さも緩んで季節は春へと動き始めます。GLホーム本社のある東京地方でも、このところお天気が周期的に変わるようになってきました。冬の関東地方と言えばドライな晴天がお約束。雨の匂いに早春の気配を感じます。

さて、今日は『もっと知りたい住まいのマテリアル』シリーズです。前回に続きタイルのお話をご紹介しましょう。前回はタイルの種類や使用用途による適性などついてご紹介しましたが、今回はサイズ、そしてみなさん関心の高い目地についてご紹介してゆきます。

 

同じ100mm角タイルなのに寸法が違う?

最近は輸入建材を扱うショップなども増えて、消費者の方が直接海外の柄物タイルなどを手に取られたり、購入されたりする機会が多くなりましたね。確かに古来木や紙など草木系材料を建材としてきた日本と異なり、欧米は長く煉瓦や石材、タイルなどを建材として利用してきた文化があり、手仕事の装飾もとても美しいものがあります。

201202-04-02a.jpg『これ、素敵な柄タイルなので、キッチン前の無地のタイルの中に散らして張ってください。』と美しい手書きのタイルを10枚ほど持ち込まれたお客様。『輸入品ですが、100mm角って書いてあったのでサイズは大丈夫なはずです。』ところがこれが大問題なんです。実は国産タイルと海外のタイルではサイズの規格が異なるのです。国内産タイルの寸法規格は、いわゆる目地共寸法と呼ばれる規格で、目地幅の半分分最初からタイルが小さく作られています。写真の100mm角タイルはごく一般的なINAX社の製品ですが、100mm角の1辺の長さは97.75mm、150角なら147.75mm、200角なら197.75mmに作られているのです。(写真参照)ですから国産の100mm角タイルは、30㎝四方の中にそのまま9枚きれいに納まるのです。

Tile05.jpg一方多くの輸入タイルは100mm角と言ったら、それこそタイルそのものの寸法が100mmあります。単純で解りやすいと言えばそうなのですが、こちらは30㎝四方に9枚は納まりません。目地分寸法がオーバーしてしまう訳ですね。ですから施工する際のタイルの割り付けは少々面倒な事になります。当然前述の輸入タイルを持ち込まれたお客様のケースでは、残念ながら美しい手書きのタイルを散らすのは難しいと言うことに成ってしまいます。 国産の方が大きくて、散らす輸入物のの方が小さいのであれば、そこだけ局所的に目地幅を大きくすることで施工が可能なのですが、逆はちょっと難しいですね。

Tile06.jpg可愛いタイルを見つけたら、必ずタイルの実寸法を確認してみてください。端数のないきれいな寸法のタイルだった場合は、施工エリア全体をそのタイルで貼るつもりで柄物、無地など材料を手当てしてくださいね。またはその場で購入せず、施工担当者に確認を取るのが賢明です。目地共寸法のタイルも、厚さや種類によって目地寸法が異なる場合があります。異なる種類のタイルをミックスして使用する場合は、必ず厚みと目地共寸法を確認するようにしましょう。

 

タイルは接着剤で貼る時代

昭和の終わり頃の話。室内の壁にタイルを施工すると言えば、『だんご貼り』と言ってモルタルの下地の上に貼り付けモルタルを塗ったタイルを1枚ずつ圧着して下から積み上げてゆく方法が一般的でした。モルタルの硬化によってタイルが固定されるので、1日の施工可能高さはおよそ1.5m、それ以上の高さを貼る時は2日がかり、3日がかりの仕事でした。いわゆる湿式工法と呼ばれる施工方法でです。今思えばのんびりしていたのかも知れません。

Bond.jpg一方現代では内装壁タイルの多くは接着剤によって施工されるようになりました。この2~30年ほどで接着剤は大きく進化。建築の施工現場でも大活躍するようになっています。室内壁タイルの施工も、接着剤のお陰で下地の自由度が拡大。モルタルはもちろんのこと、ボード類にも直接タイルが貼れるようになり、施工性がとても良くなりました。接着剤の種類を選べば、金属板やタイルの上にタイルを貼るなんて芸当も出来てしまいます。『だんご貼り』が一般的だった時代には、目地部に盛り上がってきた貼り付けモルタルこそがタイルを固定していたのですが、現代のように接着材だけでタイルが下地に固定されるようになると、目地はタイル厚み分の溝になってしまいますね。深目地といって目地を溝のまま残す工法もあり、それはそれで美しいのですが、ゴミが溜まったり、汚れが詰まったり…一般的な日常使用には不便です。そこで接着剤でタイルを固定した後、目地詰といって別に用意されたセメント系の目地材をタイルとタイルの間に詰めて仕上げるようになりました。

 

目地と一口にいっても種類が色々、カビや汚れの対策も進んでいます

Meji.jpg住宅の内装タイルの場合、ユーザーさんの多くは目地の汚れに大きな関心をお持ちですね。昨今はキッチン前や浴室、洗面室などの水回りもパネル系の材料が増えてきましたが、築10年以上の住宅では、これらの場所にタイルが使われているケースが少なくありません。

内装壁タイル用の目地と言えば白色が一般的ですが、色目地と言ってグレーやピンク、ブルー、黒などの材料も用意されています。またキッチン用として油汚れに強いタイプや抗菌効果を持つもの、浴室や洗面周り用に防かび効果を持つものなど、色々な種類が販売されています。『タイルは目地の汚れが気になって嫌だから…、お掃除が大変だから…』と敬遠しないで下さいね(笑)。目地の心配をしなければ、逆に表面が丈夫なタイルの方がお掃除はし易いはず。すっきりとソリッドなイメージのボード仕上げも素敵ですが、やはりタイルにはタイルの質感の良さや独特の表現力、そして窯業素材ならではの耐久性というメリットも捨てがたいものですね。

施工時の目地の色に迷ったら、取合えず基本の白を選んでください。もちろん汚れが気になるのであれば、キッチン用や防かびタイプなど機能性目地材を指定するのも忘れずに。それでも10年20年と経過して目地の汚れが気になってきたら、上から色を乗せればOK。ホームセンターなどで売っている目地の着色剤で簡単にできてしまいます。上から色を乗せる場合、下の色は薄い方がきれいに仕上がりますね。

 

内装仕上材としてのタイル、上手に使えばリッチなイメージでなかなかの耐久性です

Tile01.jpg最近の新築住宅を見ていると、内装仕上げ材としてのタイルはめっきり少なくなったなぁと思います。工法の問題、目地の問題など敬遠される原因となってきた要素の殆どは大きく改善されています。タイルを知って、タイルならではの良さを是非楽しんでみてくださいね。

Writen by S

2012年02月19日(日)壁紙引っ掛けちゃった! 小さな傷は自分で修理しちゃいましょう!

201202-03-01.jpg愛とチョコレートのバレンタインデーも終わり2月も後半に突入! 信号待ちの車からふと見上げると、街路樹のさくらの枝先がマッチ棒みたいに膨らんでいました。『いよいよ春近し~!』と言いたいところですが、今朝はこの冬一番の冷え込みでした。真冬並みどころか真冬以上の寒さにびっくり。プランターのゼラニウムも遂に凍ってしまいました(>_<)。

寒さは続いていても、世の中は春ですね。これから新年度に向けて、卒業、入学、就職、転勤、引っ越し、異動etc. 笑顔あり涙ありの節目の季節です。これに伴いお引っ越しや模様替え、リフォーム、家具の配置換えなどの機会も増える時期。『あ~っ!やっちゃった!壁紙!』という事件もままありますよね。せっかくの心機一転気分にケチが付いてはいけません。さっさと自分で直してしまいましょう。
今日の話題は壁紙の小さな引っ掛け傷の補修についてです。

 

まずは道具と材料を探しにホームセンターへ

201112-02-02.jpg右の写真。左からステンレスカット定規、スクィーパー、ローラー、壁紙補修用ボンド、カッター、水色の丸いものは養生テープ、その上はお菓子についていたヘラです。昨年12月11日の記事『気になる壁紙のめくれ、この際自分で直しちゃいましょう!』 を書くにあたり、ホームセンターで購入してきたセットです。実はこれが壁紙補修の基本セット。破れたところの補修もこの基本道具で出来ちゃいます。

 今回トライするのはパッチ当てと言う補修方法。絆創膏を貼るように傷の上からスペアの壁紙を貼り付けて、傷の拡大を防ぎ目立たなくしてしまおうと言うテクニックです。『な~んだつぎあて?余計に目立っちゃわない?』という声が聞こえてきそうですが、そこが道具と技の見せどころ。柄(模様)合わせと傷の処理、縁の処理を上手にすると、かなりきれいに隠せますよ。

 

ではさっそく壁紙(ビニールクロス)の引っ掛き破れを補修してみましょう。

201202-03-02.jpg家具などの角が当たってしまったり、腕時計など固い物でこすってしまったり、こういう引っ掛け破れって結構ありますよね。さて、これをパッチ当てで補修するには条件が2つあります。(その1)同じ壁紙が入手可能であること。(その2)現在貼ってある壁紙がヤケていないこと。以上2点です。
その壁の環境要因にもよりますが、一般に施工後三年以上経過していると、紫外線や空気の汚れの影響を受けて変色(いわゆるヤケ)が起きており、保管していたリペア用の壁紙とは色が合わなくなっているケースが多いようです。お部屋で喫煙されている場合は、施工後半年程度でも結構ヤニによるヤケが起きていたりします。『汚れならちょっときれいにすれば・・・』と洗剤をつけて壁を拭いたりすると、今度はそこだけきれいになってしまい、反ってクローズアップする結果になりかねないので要注意です。壁の拭き掃除をする場合は、万が一の場合は部屋全体の壁を掃除する覚悟で着手してくださいね。

 

2つの条件をクリアしていたら、リペア(補修作業)に取りかかります。

201202-03-03.jpg先ず、補修用の壁紙を実際に壁の傷部分に当てて色の調子を確認し、補修が可能かどうかの最終確認をします。補修用壁紙が大きくて当てにくい場合は、実際にパッチとして使う程度の大きさにカットして行ってください。人間の目で見る色は案外いい加減なもの。また壁紙のヤケの程度は同じお部屋でも場所によって異なる場合があります。必ず補修するその場所に補修用の壁紙を合わせて色の確認をしてみてください。『これくらいなら大丈夫だろう~』は禁物。現物に現物を合わせてみるのが鉄則です。

次の工程は傷部分を整えること。カッターなどで、傷の周りに寄ってしまった破れ分や、めくれた壁紙などを綺麗に切り取ります。傷の縁部もなるべく平らになるように、段差が出来ないように丁寧に削り取ります。ぶつけ傷などで下地の石膏ボードがしっかりと凹んでしまっている場合には、パテや彫塑用粘土などで埋めておくと美しく仕上がります。後でカビが発生する原因になりますので、小麦粉を練って埋めたりはしないこと!。私は少量の場合、チョークを削って木工用ボンドで練った物を使います。カビが生えたことはありませんが、あくまでも素人の思いつきですので、邪道かも知れません(笑)。ちなみに埋め物をした場合は完全に乾いてから次の工程に進んでください。

 

補修用の壁紙をカットして柄あわせをします。

201202-03-10.jpg補修用の壁紙は大きめにカットします。完全に無地の壁紙の場合は大丈夫ですが、たとえ色のない地模様(布目や砂目)であっても、模様がある限り柄あわせをする必要があります。それが補修部分を目立たなくし、美しく仕上げるコツなのです。
大きな壁紙から模様をあわせて補修用のピースをダイレクトに切り取るのは至難の業。とにかく大きめにザックリと切り取って傷部分に当てて、それから柄合わせです。模様のパターンが大きい時は、およそ傷の部分に似たような模様の付近を見極めてカットして下さいね。柄をピッタリ合わせることが出来たら、更に余裕を持って傷を覆える大きさ(実際にパッチとして使用するサイズ)にカットします。そしてそのカットピースでもう一度柄合わせの確認をしてください。

カットした補修用ピースで最終の柄合わせをしたら、ピースの上下と柄を合わせる位置が解らなくならないように、何か目印を付けておきましょう。

 

 

下の写真は右側が柄あわせの出来ているピース、左は柄合わせが出来ていないピースです。近くて見るとぱっと見そう違わなく見えますが、離れてみると一目瞭然!ご注意あれ! この画面でも少し離れてみると違いが良く解りますよ。

201202-03-09.jpg

 

補修用ピースの裏に壁紙補修用の糊をつけて、さぁ上手く貼れるかな?

糊をつけたらもうリペアピースの位置はあまり動かせません。ちゃんと柄合わせした位置を確認してから貼り付けて、一旦壁にくっつけたら、ほんの微調整をするだけにしましょう。さもないと糊が周囲について仕上がりが汚くなってしまいます。更に補修用の糊は速乾性の物が多いので、手早く作業を進める必要があります。迷いは禁物!入念な下準備とエイヤッの気合いが大切です。

(1)柄の位置を合わせてとにかく貼り付け!

(2)ローラーで密着させます。更にリペアピースの縁部分にもローラーをかけて既存の壁紙と馴染ませます。

(3)ほら、綺麗にカバーできたでしょう? 補修部分はどこだかほとんど解らなくなりました。大成功!!!

201202-03-12.jpg

 

やってみたら意外に簡単、意外にお手軽!

ちなみに今回の補修作業、写真を撮影しながらの作業で決して手際よいとは言えないスピードでしたが、それでも全工程30分未満でした。文章にすると結構説明が長くなってしまいますが・・・(笑)。
壁紙がヤケさえ起こしていなければ、これはすぐにも実行した方が良いですね。無地の壁紙よりも柄物の方がかえって補修に気づきにくいことも新発見!柄が綺麗につながっていると、そちらに目が行ってしまって継ぎ目のラインが気にならないのですね。
皆さんも是非トライしてみて下さい!

Writen by S
 

2012年02月09日(木)耐震から制震へ 地震に備える新たな考え方

201202-02-01.jpg最近街を歩くとどこへ行ってもチョコレートやハートがいっぱいですね。そう、今週は愛のバレンタインデー。あなたも誰かにチョコレートを送贈りますか? 商業ベースイベントに乗せられている気はするのですが、こういうプチギフトってやっぱり楽しかったりして…。

ハート一杯のバレンタインはともかくとして、最近またまた地震が多いように感じますね。先日の富士山の麓、河口湖町の震度5もびっくりしましたが、今度は佐渡で震度5です。東北地方であれだけ大きな地震が起きた後ですから、やはり影響もあるのでしょうね。地震というとやはり心配なのは建物の安全性です。国や行政も建物の耐震化にはチカラを入れているようですね。と言うわけで今日は地震による建物への被害を少しでも抑えようというお話です。

 

『制震』ってあまり聞いたことがない言葉ですが…?

201202-02-02.jpg『耐震』は、皆さんもよくご存知の言葉だと思います。読んで字のごとく、地震に耐えると言う意味ですね。他にも『免震』なんて言葉もあります。これは地震を免れると言う意味。基礎と建物の間に特殊なベアリング等を埋め込み、地震で地面が動いても、ベアリング等がその揺れを吸収して建物には震動が伝わらない、振動を免れるといった仕組みです。そして今日ご紹介する『制震』とは? 『制』は制御の制、抑制の制ですね。即ち『制震』とは地震の揺れを免れることは出来ないまでも、抑制してゆこうと言う考え方です。

 

耐震から更なる安心安全を求めて変化する考え方

201202-02-04.jpg一般に『耐震』と言う際は、地震で大きな揺れを受けても建物が壊れないことを意味します。揺れても壊れないように頑丈に作るわけですから、その強度には限界があります。震度6までは大丈夫な耐震性を考えて建てても、震度8の地震が来たら耐えられないかもしれません。『耐震』を考える際はどうしても『どこまで耐えられるように作るか』を想定して設計することになりますし、頑丈にすればするほどコストも掛ります。また、『耐震』は揺れても壊れないことを目指しますから、免震などとは異なり建物は地震の揺れをまともに受けます。建物は耐えたとしても家の中は揺れたなりにグチャグチャになってしまいそうですね。阪神大震災の際亡くなられた方々の中には、倒れたり、落ちてきたりした家具などが原因だったケースが少なからずあったようです。つまり建物が壊れないのは第一の安全条件として、建物自体の揺れが軽減できればそれが一番言うことですね。

そこで考え出されたのが『免震』という考え方でした。仕組みは先にご説明したとおりですが、実験映像を見ると確かに建物そのものの揺れが大きく軽減されていました。しかしなんと言っても仕組みが大がかりなため大きなコストアップとなり、また地震発生時には建物が水平方向に動くことになるので、導入には様々な制約があるのがネック。大規模なビルなどでは実際に採用されている所も出てきていますが、住宅分野への普及はまだまだといったところです。

 

制震の具体的な考え方

201202-02-05.jpg免震とまでは行かなくても、地震の揺れやそれに伴う建物の変形被害を軽減出来ないか…と考え出されたのが『制震』という考え方です。地震の揺れを建物自体である程度吸収してしまうことで、揺れや変形被害を軽減する仕組みです。解りやすい例でご説明しましょう。

河川に掛る橋がありますね。橋の上で渋滞して停車していると、対向車が通るたびに結構揺れて、あまり気持ちの良いものではありませんね。『なぜ揺れないようにもっと頑丈に作らないの?』って不思議に思ったことはありませんか? 実はここに制震と同じ原理が隠れているのです。橋梁は岸と橋の接続部、橋のパーツとパーツの接続部などが僅かに可動するような構造になっているのです。全く動かない様にガッチリ固めてしまうと、想定以上の大きな力が加わった時は壊れるしかなくなってしまいます。でも接続部が可動式であれば、大きな力が加わった時、その接続部が動くことによって加えられた力を吸収し、破壊を免れることが出来ます。板チョコはバキッと折れますが、柔らかいヌガーやキャラメルはなかなか折れないのと同じ原理です。なので橋の上は結構揺れるのが普通です。傷みが来て揺れているわけではありませんのでご安心下さいね。

 

GLホームのユニークな制震システム『GTSウォール』が人気です

当社の提供しているツーバイフォー住宅は、柱や梁で建物を支える在来工法に対し壁面そのもので建物の加重を支える枠組み壁工法。面と面を釘でガッチリ固めて支えるため、耐震性が高く丈夫な工法だとされてきました。そこに更に制震の考えを取り入れたのがGLホームのGTSウォールです。

201202-02-07.jpgツーバイフォー工法の建物を支える壁は、スタッド(ツーバイフォー材)の両面に構造用合板や石膏ボードを釘打ちしたパネルで構成します。このパネルが構造材になるわけですから通常その剛性はとても重要。合板をスタッドにしっかりと釘打ちします。しかしながら制震のGTSウォールは、このスタッドと合板の間に粘弾性体を挟んでパネルを作ります。すると前述の橋梁の仕組みと同様、スタッドとボードがガッチリ接合ではなく、ほんの僅かなアソビを有する接合になるわけです。GTSウォールで作ったツーバイフォーの建物は地震の揺れが来ると、このスタッドとボードの間に挟んだ粘弾性体が変形することで揺れのチカラの一部を吸収してしまいます。橋梁が揺れてチカラを逃がしてしているのと同じ仕組みですね。そのためGTSウォールの家は建物全体で揺れのチカラを吸収し、しなやかに制震効果を発揮してくれます。実験では揺れと地震力による建物の変形を半減させると言う嬉しい結果が出ています。昨年の東北大震災以降、地震が起きやすくなっていると言われる中、導入されるお客様が急増しています。

 

頼もしいのにシンプル!繰り返す余震にも建物本来の耐震性能をキープします

制震にも色々な技術が開発されて来ていますが、このGTSウォールは上記の通りその仕組みはとても単純です。特別な装置も必要ありませんし、一見しては制震住宅なのかどうかすら解りません。もちろん間取りなどにも特別の制約は殆どありません。建物の構造体そのものがしなやかな粘りを持つことで制震性能を発揮すると言うのですから頼もしい限りです。

201202-02-06.jpg大きなな地震が起きると、繰り返す余震はつきものですね。本震でゆがみや接合部の変形などダメージを受けた建物は、余震に対して本来の耐震性能をキープするのは困難です。本震では大丈夫だった家が繰り返す余震に耐えきれずに壊れてしまうと言う悲惨なケースも起きてしまいます。この点でもGTSウォールには利点があります。スタッドとボードの間で粘弾性体が揺れを吸収するので、釘にかかる揺れのチカラが軽減されるのです。従って揺れによる釘の変形や抜け上がりが大きく軽減されます。前にもご説明したとおり、ツーバイフォー工法は釘が重要です。釘の変形や抜け上がりなどが少なければ少ないほど、建物本来の耐震性能もキープされるということなんですね。実験動画はこちら

揺れを繰り返す実験では、2回目、3回目、4回目と回を重ねる毎に変形がどんどん大きくなってしまう一般的な耐震住宅に対し、GTSウォールでは変形量の変化がとても小さくなりました。建物は原則として変形が大きくなるほど本来の強度が維持できなくなってしまいます。ですからこのGTSウォールの繰り返し実験の結果はとても心強いものですね。ちなみに費用もびっくりするくらいリーズナブルです。

 

201202-02-08.jpgこれから家を建てる方には是非ご検討いただきたい制震の考え方

『これ良いかも!』と思われましたら是非GLホームの営業店にご相談下さい。展示場ではGTSウォールの実物もご用意しています。お近くのGLホーム営業店へはこちらからどうぞ。地震には気を付けましょうね。

Writen by S

2012年02月05日(日)ご注意!フラット35Sの制度が4月から変わります。

201202-01-01.jpg節分も過ぎて、暦の上では春がやってきました。確かに日射しには一時に比べ力強さが出てきたように感じますが、気温は相変わらず低め安定…。厳しい寒さですね。週の初めには一旦暖かくなるものの半ば以降再び冬将軍の襲来が予想されているようです。風邪も流行っているようですので、みなさんくれぐれも体調管理に気をつけてくださいね。降雪地域の皆様は雪かきや雪下ろしでご苦労されておられると思います。どうぞお怪我や事故のありませんようにお祈りしています。

さてそんな中、フラット35S制度改変のニュースが入ってきました。ご存知でしたでしょうか?昨年の東北大震災の復興にもお金がかかりますし、政府も財政難からあまり気前の良い住宅取得支援制度は出来なくなってきているようです。実施は4月1日申し込み分から。今日は現在実施されている制度拡充の内容と合わせ、詳しくご紹介してゆきましょう。

 

現行のフラット35S、実は補正予算措置による拡充版だったのですね

201202-01-02.jpgフラット35とは、住宅金融支援機構(元の住宅金融公庫)が民間金融機関と提携して提供される長期固定金利の住宅取得資金の融資制度。固定金利の割にはお得な金利、加えてこの融資を受けるためには省エネルギー性能など建物が一定の技術基準を満たしている必要があるので、安心&ちょっぴりお得な融資制度ということになります。このフラット35に更に耐震性やバリアフリー性、耐久性などの技術的基準を追加したのがフラット35S。昨年夏まではこの「S」のについては金利の1%優遇措置が実施されていました。省エネ性、耐震性、バリアフリー性などの高い住宅の建設を促進しようと言う国の意向に基づいた施策です。で、この1%の金利優遇措置が終わってしまったあと、10月から「平成23年度第3次補正予算」の財源措置に基づいて、現在の被災地エリアでは1%、その他のエリアでは0.7%の、金利優遇措置が実施されているのです。と言うことは、当然23年度が終わるとこの優遇措置も終わってしまいますね。そこで今度は「平成24年度予算」の成立を前提として、4月新年度から制度変更と言うことになるわけです。

 

現行のフラット35Sと4月以降のフラット35Sの違いは?

先ず現行制度の内容です。フラット35Sベーシックとフラット35Sエコの2種類があり、更にそれぞれ金利Aプランと金利Bプランがあります。

ベーシックの金利Aプランでは、通常のフラット35の省エネ性基準に加え、耐震性基準とバリアフリー基準の何れか一つ以上を満たしていることを求められます。
ベーシックの金利Bプランでは、Aプランの条件に耐久性・可変性基準も加え、その何れか一つ以上を満たしていることが求められます。

エコの金利Aプランでは、省エネ基準(トップランナー基準)、耐久・可変生基準、省エネ基準+バリアフリー基準、省エネ基準+耐震基準の何れか一つ以上を満たしていることが求められます。
エコの金利プランB では、省エネルギー基準(等級4)を満たしていることを求められます。

融資限度額は新築住宅購入価格の100%まで、金利と優遇期間は、優遇幅はしたの表の通りです。(住宅金融支援機構資料より)

201202-01-03.jpg

さて、これが4月からどのように変わるかというと

(1)融資限度額が新築住宅購入価格の100%から90%に変更されます。
(2)金利引下げ期間について、以下のとおり変更になります。

【フラット35】Sベーシック(金利Aプラン)  当初20年間 から 当初10年間 に変更
【フラット35】Sベーシック(金利Bプラン)
  当初10年間 から 当初5年間 に変更
となります。

 金利の優遇(下げ)幅については変更はなく、年0.3%の優遇となります。

『な~んだフラット35Sもエコにすれば現行制度そのまま!』と安心しないで下さい!

エコについては『【フラット35】Sエコは、平成24年4月の制度変更はありませんが、平成23年度第3次補正予算に伴う制度拡充終了日の翌日以後のお申し込み分から、 今回の制度変更後の【フラット35】Sベーシックと同じ条件となります。制度拡充終了日は、現在のところ、平成24年10月31日を予定していますが、【フラット35】Sエコには予算金額があり、予算金額に達する見込みとなった場合は、制度拡充終了日を前倒しすることとなります。』とのことですので、十分にご注意下さい。

 

現行制度と4月以降の制度でどのくらい支払い金額が違うか試算してみました。

201202-01-04.jpg試算条件は、借入金額1500万円、返済期間30年、基準金利は2.2%です。
現行のフラット35Sベーシック金利Aプランでは総支払額が¥20,686,003円
4月以降の条件になると総支払額で¥279,721円増えて¥20,965,724円になります。

現行のフラット35Sエコの被災地以外エリア金利Aプランを適用すると総支払額は¥20,364,956円となります。4月以降のベーシックAプランとの差額はおよそ60万円と言う計算結果でした。
30年間の総支払額で60万円の差と言うことは、年間およそ20,000円の差ですね。大きいと見るか小さいと見るか微妙な金額ですが、何かと物入りな住まい作りです。やはり利用できるお得情報は利用した方が良いのかなと思います。

 

これから先の雲行きは?

201202-01-05.jpg消費税は遠からずアップしそうな気配ですね。東北大震災の復興需要もこれから本格的になってくると、一気に建築資材や職人さんが必要になって他の地域では品薄、人手不足になる可能性があるとも言われています。オイルの供給にも不安要素が出てきて、もちろん財政難の政府から今まで以上のお得なバックアップ策は出てきそうにありません。と言うことは、迷っているなら今が建て時かなぁ?と…。マンション住まいで当面戸建て住宅は望めそうにない私の個人的な見通しです。今ならエコポイントありますし、そう、エコポイントはリフォームの方がお得なんですよね。住宅ローン減税も延長されたので平成25年度までは使えます。年々条件は悪くなりますので、出来れば今年中の方がお得です。

どうしようかなぁ…と迷っていたら、是非お近くのGLホーム営業店にご相談下さい。今は細かいお得な制度があれこれありますので、プロに相談して一度総合的に考えて見ることをお勧めします。フラット35の詳しい情報はこちらから  お近くのGLホーム営業店はこちらから

Writen by K

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